Googleが考えている検索アルゴリズムのあるべき姿
Googleの上であらゆるサイトは支配され、ルールに基づき動いているわけですが、
彼らが掲げているGoogleのあるべき姿があります。
「ユーザーに使い続けてもらえる検索プラットフォーム」
この目的を果たすため、ユーザーに使い続けてもらうため日々改良を続けています。
昨今行われ続けている、コアアルゴリズムアップデートの影響により、
Google側は検索するユーザーの意図に寄り添った回答を検索上位に出すアルゴリズムをすでに作成しています。
今のGoogleは完全という訳ではないですが、検索する各キーワードによって、ユーザーがどんな答え求めているかある程度理解しています。
検索インテントとは?
Googleで検索をかけてくるユーザーは、情報を求めて検索をかけてくる訳ですが、
必ず何かしら目的を持って検索します。検索インテント=検索の意図が必ず存在するということです。
「具体的な解決策を知りたい」
「ある特定の場所を知りたい」
「あの商品を買いたい」
などその意図は様々です。
各検索キーワードごとに大きく4つにカテゴリ分類をすることができます。
検索キーワード(クエリ)4つの種類
Knowクエリ・・・何かを知りたい
Goクエリ・・・どこかに行きたい
Doクエリ・・・何かをしたい
Buyクエリ・・・何かを買いたい
大枠、これら4種類に分類されます。
各検索クエリによって、検索結果に表示される回答の方法も異なりますし、
タイトルや説明文にそのキーワードが入っていなくても上位表示されるようになりました。
これら全て、ユーザーにとって最も有益であると思われる回答をGoogle側で判断し結果を表示しています。
各検索キーワードによって、回答の表示方法が決まっているということは、ある程度回答の作り方が決まっていると言えます。「このキーワード」には「この内容」を記載する、という構成が決まっているということです。
この辺りを汲み取りながら記事作成に当たるだけでも、上位表示が取りやすくなります。
では、それぞれのクエリ説明をしていきます。
Knowクエリ(情報取集型クエリ)とは?
Knowクエリは、ユーザーが何か情報を得たい、知りたいと考えている時に検索してくるキーワードです。
名前の通りですが、Knowクエリは情報収集型クエリと言われています。
これらのキーワードで検索するユーザーの検索意図は、
・なぜなのか意味を知りたい
・解決策を知りたい
これらの意図が検索キーワードに隠れています。
☑️「SEO対策 とは」・・・SEO対策について知りたい
☑️「パスタ 作り方」・・・パスタの作り方を知りたい
☑️「東京 天気 今日」・・・今日の東京の天気を知りたい
☑️「Vチューバー 仕組み」・・・仕組みについて知りたい
などがクエリの例に当たります。
このKnowクエリの特徴としては、
・検索結果に広告の表記がされない
・タイトルやスニペットに検索キーワードが入っていなくても上位表示される
・「とは」キーワードに対しては、文字数も入っている
knowクエリの検索結果には、まずリスティング広告などは表示されません。
何か知りたいという情報に対して、金額で検索枠を購入して見当違いな回答をGoogle側で出したくないためです。
「とは」で検索してくるユーザーは、特定の情報を知りたいというよりかは曖昧な情報を知りたがっている。
その「とは」という問いかけに対し、網羅的に情報が記載されている記事が上位表示される傾向にあります。
Doクエリ(取引型クエリ)とは?
Doクエリとは、
・何か購入したい
・ダウンロードをしたい
・会員登録をしたい
・問い合わせをしたい
などの何かアクションを起こしたいユーザーが検索してくるクエリです。
Doクエリからの流入は問い合わせに繋がりやすい=取引につながることから、取引型クエリと言われています。
ユーザーが検索してくるクエリ例は、
☑️「アマゾンプライム 会員登録」・・・アマゾンプライムに会員登録したい
☑️「おせち 通販」・・・おせちを通販で購入したい
☑️「ブログ制作 問い合わせ」・・・ブログ作成を頼みたい
☑️「〇〇 資料請求」・・・〇〇について資料が欲しい
行動を起こすことが目的として決まっているので、CVに最も近いクエリと言われます。
このDoクエリを徹底的に狙うと良いでしょう。
アフィリエイターや企業の問い合わせ増加を狙うサイトであれば、このDoクエリを抑えることが必須です。
ただ、このDoクエリのアルゴリズム検知が非常に難しいことも確か。
唯一のヒントとして、記事内の導線をしっかりCVまで持っていくことを意識して作りましょう。
また、中間CVなどの施策を用いるとCV率もアップします。
Goクエリ(案内型クエリ)とは?
Goクエリとは、どこかに行きたいという欲求に答える案内型クエリと言います。
想像に容易いかと思いますが、
ユーザーの意図は明確で「場所」を示してくれる回答を求めています。
ユーザーが検索してくるクエリ例は、
☑️「中国 モンゴル 国境 場所」・・・中国とモンゴルの国境位置について知りたい
Goクエリの特徴:
・表記TOPは、Googleマップになります。
・記事も上がるが、その場所までの行き方などが表記される内容があると良い。
Goクエリの検索結果は、Googleマップになります。
Buyクエリとは?
Buyクエリとは、
ユーザーの欲求として、明らかに何かを購入するという意図があるクエリを指します。
ユーザーの検索意図としては、
・購入できる場所を的確に教えてくれる
があげられます。
ユーザーが検索してくるクエリ例は、
☑️「macbook 通販 安い」・・・macbookをできるだけ安く購入できる場所を探したい
などがクエリの例になります。
Buyクエリの特徴:
・通販などのECサイトが検索上位に上がりやすい
・記事も上がるが、その商品のメリット・デメリットが記載されていると上がりやすい
Buyクエリで検索上位を狙うのであれば、
購入する前提で検索してくるユーザーを刺しにいくものですので、購入ボタンの設置など購入導線が必須です。
購入導線や商品説明がしっかりされたものでないと、上位に上がりません。
複数意図を持つ検索クエリもある
上記のにあげた4つの検索クエリが大まかな種類ではありますが、もちろんキーワードによっては意図が複数ある場合もありますよ。
・Doクエリ×Goクエリ
・Doクエリ×Buyクエリ
・Doクエリ×Knowクエリ
・Knowクエリ×Buyクエリ ・・・etc
これらの複数意図を持つキーワードの場合は、両軸をともに網羅している記事が必要になります。
この記事のまとめ
ユーザーの意図に寄り添った回答が上位表記される時代です。
ひと昔前は、タイトルタグやディスクリプション、h1タグの設置などが重視されていましたが、Googleは進化しています。
Googleの方で、ある程度記事の内容を把握することが可能になったので、いまは、タイトルタグ以上にその記事の中に書いてある内容が最も重視されています。コンテンツSEOと呼ばれたりもしますね。
アルゴリズムが組まれているということは、ある程度記事の方向性も決まっているということです。
上位表示するコツもしっかり存在していることになりますので、ここを意識しながら記事作成に励みましょう。
以上、少しでもお役に立てていれば幸いです。
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