どうも、シリーズDの事業会社でWeb/デジタルマーケティング責任者をしている梅干さないです。
筆者「梅干さない」はWebマーケティング会社にて5年勤めた後、現職は、シリーズDの事業会社でマーケティング部署にて課長職等を行なっています。
スマートフォンの普及に伴い、SNSは多くのユーザーに浸透しており、ニーズやターゲット別に様々なSNSが登場してきています。
多くのユーザーが集まれば、広告・プロモーションとしての需要も高まり、SNSを自社の売上や認知度の拡大、集客増加を目的に活用する企業も少なくありません。
とはいえ、SNSの市場や仕組みなどは日々アップデートしていくため、マーケティング効果を高めるためには、各SNSの特徴を押さえ、目的に応じて効果的に活用する必要があります。
このようなSNSマーケティングを学ぶには、参考書や専門書籍といった本を活用することも有効です。
そこで今回は、SNSマーケティングを本で学ぶメリットについて、注意点や効果的な選び方、おすすめの書籍などとあわせ紹介していきます。
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SNSマーケティングとは?
SNSは、近年老若男女問わず多くのユーザーが活用しており、日々の生活には欠かせないツールと言えます。
代表的なSNS媒体としては、FacebookやInstagram、X(Twitter)、LINEのほか、YouTubeやTikTokといった動画SNSも注目を集めています。
これらのSNS媒体は、それぞれ特徴や機能が異なるため、利用するユーザー層にも違いがあります。
例えば、写真をベースに共有し合うInstagramは30代前後の女性ユーザーが多い傾向にあり、ショート動画を共有するTikTokでは10代の学生が主に活用している傾向がうかがえます。
このように、SNSマーケティングでは、利用用途によってSNSはターゲットが異なるため、マーケティングとして活用するためには各SNSの特性を正しく理解しておく必要があります。
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SNSマーケティングを学ぶ重要性
SNSマーケティングは、業種問わず多くの企業が売上増加や利益拡大、集客増加、ブランディング拡大などの目的で活用されます。
その背景には、SNS特有の即効性と拡散力が要因として挙げられますが、1日に何度もアクセスするケースが多いSNSでは、広告・プロモーション効果が高く、すぐに効果につながりやすい特性があります。
また、多くのSNSではフォローやシェア、リツイートなどによって投稿内容を他のユーザーに共有することができるため、興味関心の高い話題は一気に多くのユーザーへと拡散される可能性も高まります。
その結果、認知度が高まり、集客や売上といったコンバージョンにもつながりやすい特性があります。
一方で、拡散力はマイナスに働く可能性もあり、炎上リスクなども生じてきます。
そのため、SNSマーケティングの基本などを本によって学習しておくことは重要です。
SNSマーケティングを本で学ぶメリット
SNSマーケティングを学習する方法は、本以外にもセミナーや有料の勉強会などで身につけることも可能です。
また、インターネット上にも情報が掲載されているため、自ら収集することで学習することもできます。
とはいえ、本で学習することで以下のような効果が期待できます。
基礎から体系的に身につけることが可能
本による学習であれば、SNSマーケティングの基礎から体系的に身につけることが可能です。
インターネット上の情報やセミナー・勉強会などでは、項目やポイントごとの断片的な情報が多く、一から体系的に身につけにくい傾向にあります。
これに対し、本であれば1章から順を追って学習することができるため、効率的に身につけることができます。
また、目次によって知りたい情報を適宜確認することができるため、振り返りや運用時のサブテキストとしても活用することもできます。
情報の信ぴょう性が高い
本による学習は情報の信頼性や信ぴょう性の高さという点でも効果が期待できます。
SNSマーケティングに関する情報は、インターネット上に様々存在しますが、残念ながらその全てが正しいとは限りません。
信ぴょう性の低い情報を鵜呑みにして自社のSNSマーケティングに活用した場合、効果につながらないばかりか炎上につながるリスクも生じかねません。
これに対しSNSマーケティングに関連した本であれば、作者や編集者が明記されているため、信頼度が高く効果にもつながりやすい傾向にあります。
目的や用途に応じて深掘りできる
本による学習では自身のスキルや経験に合わせ、深掘りして学ぶことも可能です。
SNSマーケティング自体の需要の高まりに伴い、書籍に関しても様々な目的や用途に応じたものが販売されています。
基礎から学ぶ初級レベルの本から、事例を交え深掘りした戦略を紹介してくれる上級レベルの本もあります。
また、SNS媒体別に特化した書籍も存在します。
例えば、これからFacebookのマーケティングを検討している場合、X(旧Twitter)やLINEの本を学んでも意味がありません。
このように、レベルや目的・用途に応じて使い分けられる点も、本による学習の魅力の一つといえます。
SNSマーケティングを本で学ぶ上での注意点
一方で、SNSマーケティングを本で学ぶ際にはメリットだけでなく注意点も存在します。
以下の要素は学習する前に押さえておくと効果的です。
掲載されている情報が最新とは限らない
近年、ユーザーニーズは多様化し、流行やブームも短期化が進む傾向にあります。
このような中で、SNSも日々機能や仕様が変化し、1ヵ月前の情報が既に古くなるケースも少なくありません。
これに対して本は印刷・出版までにどうしても時間がかかるため、最新刊であっても情報が古くなる可能性も起こりえます。
そのため、購入する際にはあらかじめ本の発行日や情報などを確認し、最新のものを選び学習することが重要です。
必ずしも効果につながる訳ではない
SNSマーケティングに関する本の中には、他社の成功事例などをもとに、効果的な運用方法やテクニックなどを掲載しているものも多くあります。
とはいえ、このような施策をそのまま活用したとしても、必ずしも効果につながる訳ではありません。
SNSマーケティングは、自社の目的やターゲットをふまえ適切にアプローチしていくことが求められます。
そのため、付け焼き刃や二番煎じのような施策はユーザーに受け入れられず、かえってマイナスに影響を及ぼす可能性もあります。
本によって学習した内容はあくまで参考として押さえつつ、自社に置き換えながらも最適な手法を選択していくことが重要です。
SNSマーケティングを学ぶ本の効果的な選び方
次に、SNSマーケティングを学ぶ本の効果的な選び方について紹介していきます。
現在、SNSマーケティングに関する本は多岐に渡りますので、以下の要素を踏まえ適切に選定していくことが重要です。
知りたい情報に特化しているか?
まず、自身の知りたい情報や学習したい情報に特化した本を選択する必要があります。
メリットでもふれたように、多種多様な目的・用途に応じた本が存在する中にあって、求める情報と違うのであれば効果的な学習にはつながりません。
そのため、まずは自身のスキルや経験を把握した上で、何を求めているのか明確化し、本を選んでいくと効果的です。
また、一つの本ですべてをカバーできるわけでもありません。
目的・用途によっては複数の本を使い分けながら学習していくことも有効です。
掲載されている情報は最新か?
注意点でもふれた情報の鮮度も重要な選定ポイントです。
いくら読み進めたとしても、掲載されている情報が古ければ実務に反映させることができません。
発行日などを確認するとともに最新の情報が掲載された本を選定する必要があります。
また、本によっては改訂版として新たに発行し直しているケースもあります。
そのため、希望する本があった場合には念のため改訂版が無いか確認しておくことも効果的です。
自身のスキルに特化した情報か?
SNSマーケティングは、Webマーケティングの一種であるため、Webに関連する専門用語やノウハウが登場することもあります。
例えば、CTR(クリック率)やコンバージョン、PDCAサイクルなどマーケティングにおいて欠かせないワードの意味を知らない場合には、仮に読み進めたとしても理解できずに終わってしまう可能性もあります。
初心者向けのSNSマーケティングの本であれば、これらの用語の解説がある場合もあります。
とはいえ、これからマーケティングを一から学ぶケースであれば、SNSマーケティングよりも前に最低限のマーケティング知識を身につけておくことも有効です。
SNSマーケティングを学ぶ上でおすすめの本【初級編】2冊
SNSマーケティングを学ぶ上でおすすめの本について紹介していきます。
今回は、スキルやレベルに応じて代表的な本をピックアップして紹介していきます。
SNSで人を集める! やさしいSNSマーケティングの教科書
喜多野修次氏が執筆した「SNSで人を集める! やさしいSNSマーケティングの教科書」は、初心者向けの分かりやすいSNSマーケティングに関する本です。
特別なスキルやセンス、テクニックなどが無くとも効率よく自社のSNSアカウントにおけるフォロワーを獲得できる手法が掲載されているため、中小企業や個人事業主でも対応することが可能です。
特に、SNSから見込顧客化につなげ売上拡大を図る秘訣が明記されているため、すぐに実践に役立てることができます。
SNSマーケティングのやさしい教科書
清水将之氏が執筆した「SNSマーケティングのやさしい教科書」も、初心者向けのSNSマーケティングが学べる本です。
各SNSの特徴から基本的な運用方法などが分かりやすく掲載されているため、幅広い目的・用途に対応することが可能です。
単にアカウントを運用するだけでなく、集客や売上増加につなげる上で押さえるポイントが分かるため、運用効果を高める効果が期待できます。
また、既に4版まで改訂もされており、最新情報をもとに学習することも可能です。
SNSマーケティングを学ぶ上でおすすめの本【中級編】2冊
続いて、中級者向けのおすすめ本を紹介していきます。
SNSマーケティング100の法則
「SNSマーケティング100の法則」は、カーツメディアワークス社が執筆した書籍です。
既にSNSアカウントを運用しているものの、フォロワーが増えなかったり、投稿内容に困っているなど、悩みを解決するための手法が多く掲載されているため、実践に役立てることが可能です。
各SNS媒体の基本的な仕組みから導入・運用方法なども紹介されているため、初心者から中級者にとっておすすめの本の一つです。
結果が出る[SNSマーケティング]てっぱん法則
森寛弘氏が執筆した「結果が出る[SNSマーケティング]てっぱん法則」も、中級者向けにおすすめな本です。
森氏は様々なWebマーケティング施策において成功に導いてきた「SNSの天才」とも呼ばれる方で、その実績や経験をもとに効果的な手法を紹介しています。
特に実際に成功に導いた事例を、画像の見せ方やテキスト表記の仕方などとあわせ具体的に紹介しているため、自社の施策にも参考にすることが可能です。
SNSマーケティングを学ぶ上でおすすめの本【上級編】2冊
最後に、SNSマーケティング上級者向けのおすすめの本も紹介していきます。
小さな会社でできる!売上・集客が倍増するSNS活用術
西良旺子氏が執筆した「小さな会社でできる!売上・集客が倍増するSNS活用術」は、特に中小企業のWeb担当者が、SNS運用において悩んだり、迷ったときに役立つ指南書です。
大手に比べて認知度や予算などが少ない中小企業では、SNSアカウントを開設しただけでは効果にはつながりません。
そこで、この本の中では中小企業であっても実施しやすいテクニックや運用のコツなどを、事例をもとに紹介しているため、自社ごととして参考にすることができます。
自由すぎる公式SNS「中の人」が明かす企業ファンのつくり方
日経トレンディ社と日経クロストレンド社が編集する「自由すぎる公式SNS「中の人」が明かす企業ファンのつくり方」も上級者向けにおすすめの本です。
大手企業のSNS運用における事例を、実際に担当者にヒアリングしながら紹介しているため、各社の戦略やファン化につなげる思いなどを分かりやすく把握することが可能です。
具体的な運用方法というよりは、SNS担当としての心得を身につけることができます。
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まとめ
SNSを活用したマーケティング施策は、即効性や拡散力の高さなどから多くの企業が実施しています。
とはいえ、運用効果を高めるためには各SNS媒体の特性を理解し、適切に使い分ける必要があります。
そのためには、参考書や専門書籍などの本によってSNSマーケティングを体系的に学習することも有効です。
今回紹介した内容も参考に、本を有効活用しながらSNSマーケティングを成功へとつなげていきましょう。
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