みなさん、サブスクリプションって言葉を聞いたことありますか?
会員制の定期購読型のビジネスモデルの通称です。よくあるものでいうと、Netflixやアマゾンプライムなどのようなビジネスモデルです。
これらは、企業が展開しているサービスでありますが、実は個人ビジネスや副業に持ってこいなビジネスモデルでもあります。この記事では、その理由を記載していきます。
サブスクリプションとは?
サブスクリプションとは、定期購読型のビジネスモデルの通称です。
有名なものでいうと、NetflixやSpotifyなどがそのモデルにあたります。
サービス会員になってもらい、そのサービス内にある全ての音楽や映像がどれだけでも閲覧できるというような月額制のサービスモデルになります。
これまでのビジネスモデルは、売り切り型のビジネスモデルであり、何かサービスを使用する時に購入というフェーズを挟む必要がありました。
どうしても購入をしないと受けられないサービスがサブスクリプションでは、低額な月額でサービスが受けられるようになります。
よく、メーカー的役割からサービス的役割へと変化したビジネスモデルであると言われています。
時代の変化が大きいと言われている。マクロソフトなどがいい例ですが、昔は生産したものを消費者へ届けていくというモデルが一般的でありましたが、昨今では、そういうメーカー的な役割のみをしている企業は、衰退に追い込まれています。
使い切りの製品ではなく、随時サービスメンテナンスが入り、ユーザーが使い続けることができる「サービス」としての役割を果たして行くビジネス展開が必要になっています。
サブスクリプションサービスのメリットについて
サービス利用者、サービス提供者共に大きなメリットがあります。
利用者側のメリット:
サブスクリプションが登場する前、例えば何かITサービスを使用するとき、ソフトウェアの購入など初期投資を余儀なくされていましたが、サブスクリプション型にすることで大型の初期投資を行う必要がなく、ユーザーはサービスを受けることができます。
また、使用しているサービスもコンテンツ追加などサービス自体のアップグレードが行われていくので、ユーザーからしてメリットは多くあります。
サービス提供者側のメリット:
提供側の最大のメリットは、「継続して利益の獲得ができること」です。
これだけ契約数があるから、来期はこれぐらい稼ぐことができるだろうという予算見通しが非常に立てやすくなります。
また、SaaSビジネスとの連携が行い易く、ユーザーの利用データを蓄積できるという点も大きな特徴になります。
データ蓄積が可能になるので、例えば、どんなユーザーがそのサービスを利用しているか等を測ることができ、マーケティング施策が立てやすくなります。
アマゾンプライムなどがいい例で、この商品を見ているユーザーは、他にこの商品を見ていますなどの機能追加ができるようになります。
SaaSで得たデータを元に自社でセグメント配信が出来、かつDMP機能を持たせることにより、興味関心度が高いユーザーを絞り出し次のサービスへと導線を作ることができたりします。そういうユーザーの育成施策の構築まで可能です。
ユーザーの志向性をデータとして蓄積することで、次のビジネス展開を考えることができます。
サブスクリプションは、企業の特権ではなく個人でも展開できる!
サブスクリプションモデルという言葉が広く知られるようになったきっかけは、上記にあげているようなBtoCサービスに大型の資金調達が発生したり、実際、消費者の生活の中に深く浸透しているからではありますが、何も彼ら企業のみに限ったビジネスモデルではありません。
CtoCサービス=個人ビジネスとしてもサブスクリプションは有効に効きます。
個人が立ち上げるストック型のビジネスモデルも最近は流行り始めています。
例えば、noteなどが有名で、CtoCのビジネスモデルで運用可能なサブスクリプションサービスです。
noteを購入するユーザーに対し、作者は更新を常にすることで、bookの更新ができます。
ユーザーが求める回答を出し続けることができるの多くの作者が愛用しています。
これまで、本は作りきりで1冊完結するモデルでしたが、noteを購読していただいた方には、
はっきり言って、個人でのメリットが大きいモデルであると見ています。
個人運用できるサブスクリプションサービス
・note
・オンラインサロン運営
・ニコニコ動画有料チャンネル
・有料メルマガ
・ブログ有料コンテンツ配信
※上記にあるビジネスは全てデジタル上で行われているビジネスです。全てのビズネスでユーザーのデータが取得できます。
noteについて
個人運用ができるサブスクサービスでは、noteはピカイチ有名です。ブロガーさんや起業意識が高い方なら皆さん知ってらっしゃるかな。
→https://note.mu
オンラインサロン運営
サロン運営も一時期大流行りしましたね。サロンはこちらから開設できますよ。
→https://lounge.dmm.com
ニコニコ動画有料チャンネル
ニコニコ動画では、有料会員に向けてのみ動画を閲覧できるようにさせています。
生放送動画やアーカイブ動画の閲覧が可能になります。
有料ニコニコ動画でうまく行っているのは、DaiGoさんでしょうかね。
→https://ch.nicovideo.jp/mentalist
有料メルマガ
堀江貴文さんなどが有名でしょうかね。無料ではなく有料メルマガを作って定期購読させています。
こちらを見てみてください。イメージわくかと思います。
→http://horiemon.com/magazine/
ブログ有料コンテンツ閲覧
もちろん、ブログでも応用可能です。ある一定以上のコンテンツは有料会員にならないと閲覧ができないように設定します。
日経オンラインやNewsPicksなどが行なっている、会員限定コンテンツなどがそれにあたります。
サブスクリプションを成功させるカギとは?
サブスクリプション型のモデルでは、重要な指標として新規顧客の獲得はもちろんのこと、
解約(チャーン)を一つの基準として考える必要があります。
使用してもらっているユーザーに使い続けてもらうことが前提にあるためです。
チャーンをさせない(解約阻止)施策を考える必要になります。
・サービス内容の充実を計る
・定期的なサポートを敷く
・プランアップ施策を考える
・随時新しい取り組みを考え、サービスに展開していく
なるべく上記のような施策を取り入れ、ユーザーのサービス使用満足度を高めていきましょう。
この記事のまとめ
個人ビジネスでもサブスクリプションは行うことは可能です。
むしろやったほうが複合的に利益を伸ばせると考えています。
CtoCでも、CtoBでもどちらにも使用はできますね。
サブスクリプション型のビジネスを行うと、解約や使用頻度を下げないための改善施策を行う必要があり、
サービス更新などが必要不可欠になりますが、サービスの品質が上がることを意味しますので、
そこで何よりも定期購読をし続けてくれるユーザーがいることに価値があります。
ぜひ、サブスクリプション型のビジネスを1つ構築することをオススメします。
まずはやってみて合わなければやめればいいだけですし、気になったビジネスはチャレンジしてみると良いでしょう。
以上、少しでも皆さんのお役に立てていれば幸いです。
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