テストライティングを請け負う意味やメリットは本当にあるのだろうか?
Webライティングの案件を獲得すると、必ずと言っていいほど、クライアントから言われるテストライティング。できれば、テストライティングなしで案件を受けたいと思う人も多いでしょう。本当に受ける必要があるのか。受けない方法はないのか?
これらに対し、回答を出していきます!
なぜWebライターはテストライティングを受けなければいけないのか?
Webライターをやっていると、案件を受ける前にクライアント側からテストライティングを課される場合が多く存在します。そこで、Webライターがテストライティングを受けなければならない理由は、主に下記の4つの要素が大きいのが特徴的です。
- 初めてやり取りするから
- Webライターとして本当の実力を図りたいから
- 応募者が多く、選定する必要があるから
- コストを削減したいから
企業やメディアがWebライターに対してテストライティングを課す理由としては上記の4つの場合がほとんどです。
なので、ここからは上記の4つの理由について詳しくご紹介いたします!
初めてやり取りするから
基本的にクライアントとWebライターは応募の段階では初めてのやり取りとなります。そこで、クライアント側はより信用度を確かめたいということで、Webライターにテストライティングを課す場合があるのです。
初めてやり取りする相手なので、クライアント側もより慎重にならないといけません。コストがかかっている分、より良い人材を選ばないといけないので、そういった意味でもテストライティングを課すことがあります。
クライアントの気持ちになると、テストライティングを課したくなる気持ちもなんとなく分かるはずです。
Webライターとして本当の実力を図りたいから
クラウドソーシングサイトの台頭などで、最近では主婦や大学生もWebライターとして参入することが増えてきました。そこで、Webライターの質が低下するという事態も発生しています。なので、よりクライアント側もWebライターの実力を見極める必要が出てきました。
そのため、テストライティングを課して実力のあるWebライターを選ぶようになったのです。テストライティングではWebライター本人の実力がそのまま出ることが多いので、実力を測るのにピッタリとなっています。
ポートフォリオでは分からない、本当のWebライターとしての実力が試せるのがテストライティングの便利なポイントとなっています!
応募者が多く、選定する必要があるから
人気のある企業やメディアによっては、多くのWebライターからの募集が来ることがあります。なので、そこからより優れたWebライターを見つけ出して慎重に選定するために、テストライティングを課す必要があるのです。
テストライティングをすることで、より効率よく優秀なWebライターを絞れるので良く実施されているのです。
上記の理由もあり、人気な企業やメディアではテストライティングを課していることが多いのであらかじめ覚えておきましょう。
コストを削減したいから
クライアントによっては、単純にコストを削減したいからWebライターにテストライティングを課すことがあります。テストライティングはあくまでテストで、Webライターに対して通常の単価よりも安く依頼できることもあり、コストが抑えられるようになっているのです。
そういったテストライティングの仕様をうまく利用し、コストを抑えて発注しているクライアントも中にはいます。
中には、文字単価0.5円以下でテストライティングを課してくるクライアントもいるので、本当に受けるべきかはよく検討しましょう。
Webライター必見!テストライティングを受けないで受注するコツ5選
テストライティングは文字単価も低く、手間もかかるのでなるべく受けたくないというWebライターの方もいらっしゃるはずです。
そこで、Webライターがテストライティングを受けずに受注しやすくなる方法が下記のように存在します。
- ポートフォリオや実績をしっかりと提示する
- Webライティング以外のスキルをアピールする
- なるべくTwitter経由で仕事を応募する
- 知り合いや友人経由で受注する
- SNSで実績を積極的にアピールする
上記のコツをきちんと掴んだ上でクライアントに提案すると、テストライティングを免除してもらえる可能性が上がるはずです。
ここからはそれぞれのコツについて具体的に解説していきます。
ポートフォリオや実績をしっかりと提示する
テストライティングをできるだけ受けずに済ませたいのであれば、ポートフォリオや実績をしっかりと提示することが大切です。そうすることで、クライアントにWebライターとしての実力をしっかりと証明できます。
また、きちんとした実績を伝えると実力が伝わりやすいのでおすすめです。月間でどのくらいのアクセス数があるのかなどを伝えると、クライアント側も実力が把握できるでしょう。
ポートフォリオだけではなくきちんと実績を提示することも必要なので、あらかじめ覚えておきましょう。
下記で、ライター向けポートフォリオの作成方法について紹介しています。
参考記事:【初心者Webライター向け】ポートフォリオの必要性、作り方、載せるべき内容を全て教えます!
Webライティング以外のスキルをアピールする
より優秀なWebライターとしてテストライティング無しで認めてもらうためには、Webライティング以外のスキルをアピールすることが大切です。具体的には下記のようなスキルがあると実力が認めてもらいやすくなります。
- SEOの知識
- コーディングの知識
- サイト運営の実績
- Webデザインスキル
- カメラでの撮影
テストライティング無しで突破するためには、いかに他のライターと違う強みがあるかアピールできるかが大切です。なので、アピールできるスキルがあればきちんと提示していきましょう。
Webライティング以外のスキルがあるWebライターは、どの企業やメディアでも歓迎されるので、積極的にアピールしていきましょう。
参考:Webライターとして食べていくために必要なスキル12選を徹底解説!
なるべくTwitter経由で仕事を応募する
テストライティング無しで案件を受注したい場合は、なるべくTwitter経由で仕事を応募すると良いでしょう。Twitter経由だと、テストライティング無しで受注できる案件が多く存在しているのでおすすめです。
そこでもし、Twitterで案件を探す場合は「#ライター募集」で検索してみましょう。そうすることでWebライターを募集しているクライアントが多く出てきます。そこからDMなどでコンタクトを取ると、そのままテストライティング無しで案件を受注できることも多く非常に便利です。
テストライティングがない分、よりスピーディーに受注に結び付くので是非、Twitterでの受注も検討してみましょう!
知り合いや友人経由で受注する
テストライティングを受けずに案件を受注するテクニックとしては、知り合いや友人経由で受注するということもおすすめとなります。というのも、知り合いや友人経由であれば、すでに信頼関係もあるのでテストライティングを課されないからです。
具体的には下記のような知り合いや友人がいれば、案件を受注しやすいのでおすすめです。
- メディアの運用者
- Webディレクター
- ブロガー/アフィリエイター
また、知り合いや友人経由だと気心が知れているということもあり、仕事もさらにやりやすくなります。もし、上記の職業に該当する知人や友人がいれば1度声をかけてみるのも良いでしょう。
知り合いや友人にWeb業界の関係者がいると仕事の幅が広がるのでおすすめです!
SNSで実績を積極的にアピールする
Webライターはクライアント側から仕事を頼まれるようになると、テストライティングを受けなくてもそのまま受注に繋がることが多いのでおすすめです。そこで、クライアント側から仕事を頼まれるようになるためには、SNSなどで実績を積極的にアピールすることが大切になります。
実績を積極的にアピールすることで、自己ブランディングに繋がりWebライターとしてより魅力的になるのです。実績があるWebライターはクライアント側から見て魅力的なので、仕事を頼まれることも増えます。なので、日頃から実績をアピールすることを意識するとでしょう。
しっかりと普段の仕事で実績を出していき、SNSでアピールできるようになりましょう。
絶対に受けてはいけない?地雷テストライティングのパターンとは?
クライアントの中には、悪質なテストライティングを実施してWebライターから搾取しようとしている方もいます。なので、そういった悪質なテストライティングには引っ掛からないようにしなくてはいけません。
具体的には下記のような特徴のあるテストライティングは悪質な案件である可能性が高いです。
- 文字単価0.5円以下の場合
- そもそも報酬がない場合
- 合格したとしてもそこまで報酬が上がらない場合
- クライアントの情報があまりにも少ない場合
- あまりにも文量が多い場合
上記の特徴をあらかじめ知っていると悪質なテストライティングを避けることが出来ます。
ここからはそれぞれの特徴について具体的にご紹介いたします。
文字単価0.5円以下の場合
受けようと考えているテストライティングの文字単価が0.5円以下の場合はなるべく受けないようにしましょう。というのも、文字単価が0.5円以下だと全く稼ぎに繋がらず、落ちてしまった場合に時間も無駄にしてしまうからです。
仮に文字単価が0.3円で3,000文字の案件をテストライティングをすると、下記のような感じになります。
0.3(円)×3,000(文字)=900円
3,000文字を書くためには人によっては2時間以上かかる場合もあるので時給で割ると、450円以下だったりとかなり悲惨です。
このように時間を損をしないためにも文字単価が0.5円以下のテストライティングはなるべく受けないようにしましょう。
そもそも報酬がない場合
テストライティングによっては全く報酬が無い場合があります。その場合だと、何文字書いたとしても稼ぎに繋がらず、おまけに時間も浪費してしまうことになるのでリスクが高いです。なので、できるだけ無報酬のテストライティングは避けましょう。
もし、どうしても契約したいクライアントだったり、案件が魅力的な場合は受けてもいいかもしれません。そうすることで、よりご自身に合った案件を獲得できる可能性があります。ただ、そこまで個人的に重要ではない案件などであれば、諦めて他の案件を探す方が良いでしょう。
テストライティングを受ける案件が本当にご自身のやりたいものなのか、あらかじめよく確認しておきましょう!
合格したとしてもそこまで報酬が上がらない場合
まれにテストライティング有りの案件の中で、合格したとしてもそこまでテストライティング時と文字単価が上がらない案件があります。そういった案件はあまり稼ぎにならないので、受ける価値はあまりないでしょう。
ましてや、文字単価が1円以下の場合はなおさらです。そのまま継続しても大きな収入にはならないので、せめて、文字単価1円以上の案件に絞って再度探してみましょう。そうすることで、きちんとした収入源になります。
テストライティングは時間も使うので、きちんと収入源になる案件に絞って受けるようにしましょう。
クライアントの情報があまりにも少ない場合
場合によってはテストライティングを受ける案件で、クライアントの情報があまりにも少ない場合があります。特にクラウドソーシングサイトなどで見かけることが多いパターンですが、もし、クライアントの情報があまりにも少ない場合はテストライティングは受けないことがおすすめです。
というのも、情報が少ないクライアントは信用性に欠けるからです。場合によってはテストライティングという体で、最初から合格させる気も無い案件もあります。なので、テストライティングを受ける場合はきちんと信頼できるクライアントか事前に確認しましょう。
いかにも怪しいクライアントのテストライティングは受けない方がおすすめです!
参考:【ストレスフリー】Webライターにとって良質なクライアントを見つける方法とコツとは?
あまりにも文量が多い場合
テストライティングであまりにも文量が多い場合は一度本当に受けるかどうか考えましょう。場合によってはテストライティングで5,000文字以上の案件もあります。そういったテストライティングは労力を使うので、なるべく避けたほうが良いでしょう。
もし、文量が多いテストライティングを受けて落ちると時間の無駄になるので、非常にリスクが高いです。こちらの場合にもおいても、重要度が余程高くない限りはテストライティングを受けないようにしましょう。
私も初心者時代に10,000文字以上のテストライティングを受けたことがありますが、単価が安かった上にものすごく疲れました。
この記事のまとめ
今回の記事では、「Webライターはテストライティングを受けなくても受注できる?より楽に受注できるコツを教えます!」というテーマでご紹介いたしました。Webライターがテストライティングを受けなくても受注できる方法や、受けない方がいいテストライティングについてもまとめています。
最後に、本記事の内容を簡単に下記にまとめます。
- テストライティングは経費削減や、Webライターの人数を絞るために実施している場合が多い
- テストライティングを受けずに受注する場合は、実績をしっかり伝えたり、Twitterを使うことが大切となる
- 0.5円以下のテストライティングは全く稼ぎにならないので、できるだけ受けないようにする
Webライターの方はできるだけテストライティングは受けない方が楽に受注できます。なので、テストライティング無しでどんどん案件を受注したいという方は、今回の記事をご参考にしていただければ幸いです。
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