最近はフリーランスWebデザイナーを生業としている人が急増していますね。
Webデザイナーという職業はフリーランスとして働きたい人にとってはかなり人気の高い職業です。
実際に僕が働いているWeb会社に入ってくる人でも、将来フリーランスになりたいと考えている人は結構います!
在宅で仕事を請け負うこともでき、うまくいけば独立も目指すことができますから、なりたいと思う人も多いのも納得です。
とはいえ、実際フリーランスWebデザイナーとして独立するとなると、結構大変なところもあります。
本記事では、フリーランスWebデザイナーになるメリット、食っていくために何をすべきか、年収相場はどれくらいなのかを解説します。
フリーランスWebデザイナーを目指すべき理由
フリーランスWebデザイナーを目指すべきメリットはこちら。
- 在宅で請け負える
- ある程度(年収400万程度は行ける)収入も稼げる
- フリーランスの案件数がとにかく多い
ある程度の収入があり、且つ、自宅勤務可能。そりゃあ人気出ますよね。
Webデザイン系の仕事って、デザインのみを請け負うわけではなく、基本はWeb制作ですから、単価も割と高いことが特徴です。時給で換算すると、個人フリーランスでも3000円/時はいただけるでしょう。
また、Webデザインを外注する企業は多いため、案件が無くなるということがあまりないんですよね。
フリーランスWebデザイナーゆえのリアルな過酷さ
とはいえ、Webデザイナーの仕事は過酷な箇所もあります。
Webデザイナーとして独立またはフリーランスを目指すことは大変なことです。
専門スキルはある程度必要であり、クライアントと直接話をし、提案をすることも多いものです。
フリーランスWebデザイナーが苦労する主な箇所は下記です。
- 修正依頼がほぼ100%発生する
- 修正にかかる時間工数が読めない
- クライアントとの交渉を行う必要がある
このあたりを細かく見ていきましょう。
修正依頼がほぼ100%発生する
Webデザインの仕事は、ほぼ100%修正依頼が発生します。
例えば、「この色味をもう少し、薄くしてほしい」「パーツの位置が少しズレているから直して欲しい」「」など、細かな修正依頼を多くいただきます。
修正依頼が発生してしまうこと自体は免れられませんが、お客さんの言い成りになってしまうともうおしまいです。なるべく自分主体で物事を発信・提案し、クライアントの了承を得てから作業を行うよう心がけるようにしましょう。
修正にかかる時間工数が読めない
クライアントから細かい修正をまとめて依頼されることが多いため、どうしても修正に工数がかかってしまいます。
クライアントからの修正内容は抜け漏れがないよう、エクセルやスプレッドシート・メールにて文言に残しつつ、徹底的に管理し対応を行っていきます。あとでクライアントと揉めないためにも大切な作業と言えます。
クライアントとの交渉を行う必要がある
大切なクライアントですから、蔑ろにはできません。しっかりと対応を行う、あるいは提案をしていくことで信頼を積み上げていく必要があります。
細かな対応・細かな提案をクライアントワークとして行うことが重要な鍵を握ります。
フリーランスWebデザイナーとして食べていける人の特徴
ずばりフリーランスでしっかりと食べていける人はこういう特徴の人です。
- 黙々と作業に打ち込むことができる(Webデザインが心の底から楽しい)
- クライアントへデザイン・構成の提案ができる
- SEOやSEMなどのマーケティング知識も豊富
フリーランスWebデザイナーの年収相場
Webデザインを生業としているフリーランスの年収相場は、月25〜40万ほどが一般的と言えます。年収にすると400万〜500万ほどとなります。あくまで、平均年収の話です。
また、自らクライアントに営業をかけ、Webデザインを直接契約を結んでいる場合は、もう少し稼げます。最大値は1000万円というところでしょう。とは言えここまで出来る人は、Webデザイナー業界の中でもトップ層の人たちです。
☑︎初級者レベル:年収200万円〜400万円
LPの制作やバナーの作成・ページ単位の仕事などを請け負っているような状態です。
単価でいうと単発の仕事で約10~20万円ほどの金額で請け負っています。
初期の初期というのは、営業やディレクションなど兼務がスキルとして持てていない状況にあり、まだクライアントにこれをして欲しいと言われたことに対して、素直に応じてクリエイティブを作っています。
☑︎中級者レベル:年収400万円〜600万円
中級者となりWebデザインそのものが板につきはじめると、必然的に企業やクライアント先からいただける金額も大きくなります。この段階まで来ると、ディレクションや営業などの兼務して行うことができるレベルと言えます。
ただ単に、クライアントから言われた作業を行うのではなく、自らクライアントへ提案を投げかけ、こういう意図を持つページを作成しましょう、こういった構成にすべきですよなど、ディレクションを自立的に行うことができます。
ディレクションを行える・行えないで年収レンジが異なります。
☑︎上級者レベル:年収800万以上
年収が800万円を超えてくるようになると、もはや完全にプロフェッショナルの領域です。プロデューサーという立ち位置でしょう。ある種のコンサルティングを請け負うようなイメージで時にはディレクション、時にはWebマーケティングとWeb全体に関するノウハウをクライアントへ提供します。
年収を上げるためには、どうしても、ただWebデザインだけしているだけでは上げきることが難しくあります。
営業・ディレクション・時にコンサルティング業務までを一貫して行えるようになっていかなければ厳しくあります。
フリーランス相場(経験年数別)
- フリーランスWebデザイナー歴1年未満:10〜20万/月
- フリーランスWebデザイナー歴1年:20〜30万/月
- フリーランスWebデザイナー歴2年:30〜40万/月
- フリーランスWebデザイナー歴3年:40〜50万/月
- フリーランスWebデザイナー歴4年:45〜60万/月
- フリーランスWebデザイナー歴5年以上:55〜70万/月
相場は、経験年数に応じて推移。これらを下回っているようであれば、フリーランスエージェントに連絡を取り、交渉を行うようにしましょう。割とフリーランスの皆さん、当たり前のように価格交渉を行っています。1年目だからと言って狼狽えることなく、積極的に話を持っていくようにしましょう。
どうやって高単価案件を取っていくのか
フリーランスWebデザイナーとして単価を上げていく高単価(年収600万以上)には、Webにまつわる様々な知識や経験を投下していく必要があります。
・Webデザイン経験
・ディレクション経験
・プロデューサー経験
・特定の業界の専門知識
・SEO/SEMなどのWebマーケティング知識
・デジタルマーケティング知識
ディレクション業務やプロデューサーとして活躍している人たちというのは、これらのスキルを網羅的にすでに取得していることが前提です。だからこそ、高単価な案件が取れる訳です。
未経験者がフリーランスWebデザイナーを目指すなら
フリーランスWebデザイナーのみで食べていくことは割と大変です。
結論ですが、まず、Web制作会社やWebマーケ系の会社にWebデザイナーとして1〜2年ほどは修行することをおすすめします。その仕事が板に付いてきたら、副業としてWebデザイン案件を少しずつ請け負っていく。そして、副業として請け負っている案件が安定して継続させられるようになったら、フリーランスとして独立するという道が良いと思います。
着実に経験と知識を磨き上げていくことで、年収を上げることができますし、納得してフリーランスWebデザイナーとしてやっていけるようになれますよ。
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