Webライティングの基本的な仕事内容からもう少し踏み込んだ仕事内容までを誰か教えてくれないかな。
今回は、そのような悩みをお持ちの方向けの記事となります。
Webライターと言えば文字を書くことだけが仕事内容だと思っている方もいらっしゃるでしょう。しかし実際には、文字を書く以外にも多くの作業があります。
今記事では、Webライターの仕事内容をなるべく丁寧に、私の経験を踏まえながら解説します。
関連記事:【赤裸々に】Webライティング業務のリアル体験談を現役ライターが語る
文字を書くだけではない!Webライターの基本的な仕事内容7選
まずは、基本的なWebライターの仕事内容とその作業手順を解説します!具体的には下記となります。
- 情報のリサーチ
- 記事タイトルの作成
- 記事構成案の作成
- クライアントとの調整(打ち合わせ)
- 記事ライティング
- 仕上げ作業
- 提出後の記事の修正・納品
上記のようにWebライターには、文字を書く以外にも多くの仕事内容があることが分かるでしょう。
ここからは、基本的なWebライターとしての仕事内容をそれぞれ順番に詳しくご紹介します。
情報のリサーチ
Webライティングの作業は情報のリサーチから始まります。
まずは記事の方向性や内容を決めるために情報のリサーチをすることが非常に重要なのです。
情報のリサーチを怠ってしまうと記事の質が下がってしまいます。なのでしっかりと情報のリサーチをする必要があります。
情報をリサーチする場合には他サイトを参考にしたり、文献を参考にすることもあるでしょう。他の情報を参考にした上で「自分ならWebライターとしてどう+αするか」「どのようにオリジナリティを出すか」も考えておくべきです。
そうすることで、Webライターとしてより自分だけのオリジナリティのある質の高い記事が書けます。
実際、オリジナリティやSEOの評価面を気にしているクライアントも多いので、しっかりと意識しましょう。
記事タイトルの作成
記事のタイトルの作成もWebライターの大切な作業となります。
というのもできるだけ人が読みたくなるタイトルを付けることで、より読まれやすい文章になります。
また、クライアントから指定されたメインキーワードは最低でも1回ずつ盛り込んでおきましょう。SEOの効果も高まりますし、メインキーワードの盛り込みは基礎的なSEO対策のうちの1つとなるので、仕事内容としてしっかりと覚えておきましょう。
記事構成案の作成
クライアントから最初から決まった構成案を渡されることもありますが、Webライターが1から構成を作ることもあります。
その場合、読みやすくSEOも意識した構成案を作ると効果的です。具体的には下記のように構成案を作るといいでしょう。
- 疑問系を駆使した質問型の大見出しを作る
- 大見出しの回答になるような中身出しを作る
- 必要に応じて中身出しに小見出しを付ける
見出しを作ると、ライティングがしやすくなる上、人に読まれやすくなる見出し作りができます。
また、見出しを作る際には下記のポイントも意識しましょう。
- 大見出しにはサブキーワードを入れる
- 中身出しや小見出しにはサジェストキーワードや共起語を入れる
上記の対策を施すとSEOの効果も高まります。ただ、あまり無理にキーワードを詰め込むと不自然になる可能性もあるので、きちんとクライアントと打ち合わせて調整しましょう。
クライアントとの調整
タイトルや構成案を作り上げた後、一度クライアントと打ち合わせて齟齬がないかを調整しましょう。
クライアントとの調整をしてから記事を書き始めた方が、お互いで認識のズレなどをなくした上で仕事に取り組めるからです。
もし、クライアントとの調整を行わずに記事を書き始めてしまうと、納品した後にクライアントから「イメージと違う」と言われてしまうこともあります。そこから記事の追加修正が発生してしまうことも珍しくありません。
お互いの時間を節約するためにも、出来るだけタイトルや構成案ができた段階でクライアントに共有して、相談するようにしましょう。
ちなみに、私の場合は、Chatworkやスプレッドシートを用い、すぐにクライアントに確認してもらうフローを作成しています。
多少のズレもないように、クライアントと常に擦り合わせるということが重要です。
記事のライティング
リサーチ、タイトルや構成案の作業が済み、クライアントとの調整が終わったらいよいよ記事を書き始めます。
Webライターとして一番の腕の見せ所と言えるでしょう。クライアントからの指示や要望に応えた上でオリジナリティのある文章を書いていきます。
また、SEOライティングを意識する場合は下記のようにキーワードを記事に盛り込みます。
- メインキーワード:記事全体の4〜6%
- サブキーワード:記事全体の2〜3%
- サジェストキーワード:記事全体の1〜2%
上記はあくまで参考例なので、クライアントにもきちんと相談するとより確実です。文章のクオリティを高めることも大切ですが、SEOを意識することでさらにクライアントからの評価が高まります。
より評価されるWebライターになるためにしっかりとSEOライティングも意識しましょう。
根本的にSEOを学ぶには、自身でブログやメディアを作り、試行錯誤しながら学ぶことが良いですが、どうしても時間がない方は「Webマーケティングスクール」や「マーケ本で独学」することでも学習はできます。
関連記事:SEOを学べるおすすめ本8選まとめ!サイトで上位表示を狙いたい初心者向け!
仕上げ作業
1度記事を書き上げた後はしっかりとまずは自分で見直しをして仕上げをしましょう。仕上げをすることで、より記事の質を高められる上にミスを防ぐことが可能です。
また、仕上げをする際は下記のポイントを修正するように意識しましょう。
- 誤字脱字
- 日本語的におかしいところ
- 文章のつながりがおかしいところ
- 内容が被っているところ
- 使いすぎている単語
上記の点をチェックしていくと、記事の質を高めた上でミスを防げます。
クライアントからの評価を損なわないためにも書いた記事の仕上げは、手を抜かないようにしましょう。
提出後の記事の修正・納品
記事を仕上げた後はクライアントに記事を提出します。ただ、ほどんどの場合はさらに記事の質を高めるために1〜2回ほど追加で修正することがほとんどです。
また、提出後の記事の修正は下記のような仕事内容であることが多くなっています。
- 文章の追記
- いらない箇所の削除
- 誤字脱字や日本語として不自然な箇所の修正
- 新たな見出しの追加
私も実際にWebライターとして働いていて、上記の修正を受けることがあります。
クライアントからの修正依頼をスムーズにこなすことによって、クライアントからの評価が変わってくるので、ここは気を抜かずにしっかりと対応しましょう。
修正もなくなたっら、記事納品の流れとなります。これで一通りのWebライティングに関する作業はおしまいです!
案件によっては特殊な作業も!Webライターの応用的な仕事内容8選
Webライターの案件によっては、応用的な仕事内容を任せられることもあります。
具体的には下記のような作業を任せられることが多いです。
- 画像選定
- 文字装飾
- グラフ作成
- 画像加工
- 取材
- WordPressへの入稿作業
- 簡単なコーディング
- スプレッドシートへのデータ入力
どれもそこまで難しい作業ではなく実戦を通して覚えられることがほとんどです。ここからはクライアントによって求められる応用面での仕事内容を紹介します。
画像選定
Webライターとして仕事をしていると、記事作成に加えて画像選定を任されることも多いものです。
仕事内容としては「Pixabay」「O-DAN」などのフリー画像サイトから写真を選んで貼り付ける極めて単純な仕事内容になります。
ポイントとしては、各見出しごとのイメージに合った画像を選ぶことが大切になります。もし、見出しのイメージと違う画像を選んでしまうと、クライアントから修正の指示が来ることもあるので注意が必要です。
なので、適当に選ぶことの無いようにしっかりと画像を選びましょう。また、案件によっては日本人が写っている写真を選んでほしいと考えているクライアントもいるので、事前にしっかりと確認しておきましょう。
文字装飾
Webライターの案件では、書いた文字に文字装飾を施す作業もあります。こちらの仕事内容も非常に単純で、文字を太文字にしたり色付きにするといった内容です。
文字を太文字にする際や色付きにする際には、基本的に文中で重要な部分を意識すると良いでしょう。ただ、文中で重要でない部分を文字装飾してもあまり意味がないので、注意する必要があります。
仕事内容としては単純ですが、きちんと重要な部分を見極めて文字装飾をする必要があるのであらかじめクライアントと確認をしておくなりしておきましょう。
グラフ作成
Webライターの応用的な作業として、グラフ作成をすることがあります。書いた記事の説得力を上げる際に非常に効果的な作業です。
仕事内容としては基本的にはExcelを用いて作業することがほとんど。
私もいくつかの案件でグラフ作成を行いましたが、基本的にシンプルなグラフ作成の依頼がほとんどです。
なので、Excelが苦手な方でも心配することはありません。万が一、グラフ作成が少し難しいと感じた場合は、クライアントに相談して対処するようにしましょう。
画像加工
Webライターの仕事をしていると画像加工を任されることも珍しくありません。
私のWebライターの経験上、マッチングアプリの記事やクレジットカードの使い方の紹介の記事で画像加工することが多くありました。
こういった案件は個人情報を取り扱うことも多いので画像加工の作業は必須でした。
仕事内容としてはシンプルな部類で、画像のサイズのトリミングを行ったり、個人情報の部分にモザイクをかけることがほとんどでした。画像加工と言ってもそこまで難しい仕事内容ではないので、 Web ライター初心者の方でも問題ないでしょう。
取材
Webライターの案件によっては取材をメインとしたものもあります。
その際には取材の業務を行う必要が出てきます。取材は実際に多くの時間を消費することもあり、文字単価も高単価であることがほとんどです。
また、取材の仕事内容としては下記のようになります。
- 企画を構成する
- 取材する相手を選定し、アポを取る
- 質問内容を考えるためにリサーチする
- 質問内容を作り、取材相手に共有する
- 取材内容のテープ起こしを行う
- テープ起こしした内容を元に記事を制作する
決して楽な仕事内容ではないので、慣れるまでには苦戦することもあるかもしれません。ただ、取材ができるようになると仕事の幅も広がるので、是非身につけておくことをおすすめします。
また、現在ではZOOMやGoogle Meetが普及してきたこともあり、オンラインでの取材やりやすくなっています。なので是非、高い報酬を目指したい方は取材もできるようにしておきましょう。
WordPressへの入稿
Webライターの仕事ではWordPressへ入稿することも多いものです。
WordPressとはプログラミングの知識がなくても、簡単にサイト構築ができるシステムのことです。非常に使いやすく便利なため、WordPressでWebサイトを作るクライアントが多くなっています。
「なんだか難しそうだなあ」と考える初心者の方もいらっしゃるかもしれませんが、 直感的に使えることもあり、初心者の方でも安心です。 WordPressの使い方を覚えるだけで、仕事の幅が増えるので、Webライターを目指す場合は早めに使えるようにしましょう。
参考:WordPress講座を学べるおすすめスクールを比較紹介!
簡単なコーディング
Webライターの仕事では簡単なコーディングを行うことがあります。
コーディングを任される理由としては、Webライターが入稿した記事をサイトの制作者がより手軽にコーディングできるようにするためです。
仕事内容としては基本的にシンプルなことしか任されないことが大半なので安心です。また、Webライターが任されるコーディングは具体的には下記のようなシンプルな仕事内容になります。
- 見出しに使うタグの編集
- メタディスクリプションの作成
- メタキーワードの選定
- 画像を使う際のタグの編集
どれも仕事内容としてシンプルで実践の中で覚えていける程度のレベルのものです。簡単なコーディングができるだけでも文字単価が上がることがあるので、是非スキルとして覚えましょう。
スプレッドシートへのデータ入力
Web ライターとして働いていると、 作業のデータ管理としてスプレッドシートへのデータ入力も行うことがあります。
誰がどのように作業を行っているか、そして全体の進捗状況が分かりやすくなるため、クライアントから依頼されることがあるでしょう。
仕事内容としては非常にシンプルでそこまで時間のかかる作業ではありません。基本的にクライアントから依頼されたデータを打ち込んだり、進捗を反映させるだけなのでWebライター初心者の方でも安心です。
クライアントがより安心できるようするためにも、スプレッドシートのデータ入力を依頼された時は忘れないように細目に行いましょう。
この記事のまとめ
今回の記事では、「気になるWebライターの仕事内容とは?基本から応用まで15個の仕事を一挙解説!」についてご紹介いたしました。Webライター初心者の方や、 Web ライターを目指す方にとって仕事内容がイメージしやすい記事になっています。
最後に、本記事の内容を簡単に下記にまとめます。
- Webライターは文字を書くだけではなく、リサーチや構成の作成を行う
- できるだけタイトルや構成を作った後はクライアントに共有するべき
- Webライターは画像の加工や簡単なコーディングなど応用的な仕事を任されることもある
Webライターとして基本的な仕事や応用的な仕事がきちんとできると、さらにクライアントからの評価も高まります。なのでできるだけできる仕事内容を増やして、より評価されるWebライターを目指しましょう!
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