はたから見ると、Webライティング一本でやっていくことはきつい印象がありますが、実態はどうなっているのでしょうか?
この記事では、現役Webライターの方に記事を監修・作成いただき、リアルを語っていただくことにしました。
Webライターをやってる上できついと感じる箇所がどういうところか、また、Webライターとしてストレスなくやっていく上で行うべきことを解説していきます。
Webライターは確かにきつい
結論から言うと、Webライターとして食べていくことはかなりきついでしょう。
Webライターは稼げない!きつい!と言われることが多い仕事ですが、金額面で、実際そこまで稼げないかと言われると、そういうわけではありません。
- 月20~30万円を稼ぐは範疇
- 時給換算すると意外と高い場合もある
- スキルを付けていけば、より稼ぎやすくなる
上記のようにWebライターは魅力的なポイントも多く存在します。
私もWebライターを始めてみて、「あれ?意外と稼げるぞ?」と思った瞬間は多いものです。
ここからはそれぞれのポイントについて細かくご紹介していきます。
参考:Webライティングは稼げない?月2万円→30万円稼げるようになるための方法とは?
月20~30万円稼ぐは範疇
Webライターで月20~30万円を稼ぐことは可能です。
ある程度の文字単価、スピードになり、作業時間をきちんと確保すればサラリーマンなどにも引けを取らない金額が稼げるからです。
分かりやすいように下記の条件を設けてシミュレーションをすると以下のようになります。
- 文字単価1.5円
- 1日の作業量がに10,000文字
- 月の稼働時間を平日のみという仮定で、22日で設定
1.5(円)×10,000(文字)×22(日)=330,000円
上記のように月収30万円越えが目指せるようになります。1人暮らしする際には十分な金額と言えます。
時給換算すると高い場合もある
Webライターの仕事は時給換算をすると、意外と高い場合もあります。
例えば下記の条件を設けてシュミレーションをすると以下のようになるでしょう。
- 文字単価1.5円
- 1時間に書くスピードが1,500文字
1.5(円)×1,500(文字)=2,250円
上記のように時給換算すると2,250円と決して安い時給ではありません。また、文字単価が上がり、1時間に書くスピードが上がるとさらに高い時給を目指せます。Webライターとして稼いで暮らしていくことは不可能ではありません。
※得意分野に関するライティング、ライティングスピードを上げるなどのスキル向上は必須ですが、時給換算で2,250円稼いでいる人は一定数います。
参考:知らないと損?Webライティングでスピードを上げるコツとは?
スキルを付けていけば、より稼ぎやすくなる
Webライターはスキルを身に付けていくことでより稼ぎやすくなります。というのも、スキルを身に付けていくことで、さらにセールスポイントが増えるからです。クライアントに対して、文字単価を上げる際の口実に繋がります。
Webライターには下記のスキルがあると特に評価が上がります。
- SEO
- 画像加工
- コーディング
どれもコンテンツの質を高めるスキルとなっています。さらにWebライターで稼ぎたいと思っているのであれば、上記のようなプラスアルファのスキルを身に付けましょう。
また、Webライターに必要なスキルをまとめています。併せてご覧ください。
Webライターがきついと言われる7つの理由を解説
上記の項では「Webライターで稼ぐことは確かに難しい、そしてきつい」と説明しました。なぜWebライターはきついと言われるのか具体的な下記の7つの理由を解説します。
- 最初のうちは稼げないことが多い
- 集中力が必要
- 長文を書くことが好きじゃないときつい
- 無茶ぶりをしてくるクライアントに対応する場合もある
- 手を動かさないと稼げない
- 文字を書くだけではなく、その他の作業を任せられることも
- 孤独を感じやすい
ここからは私自身のWebライターの体験を踏まえながら、Webライターのきついところを細かく説明いたします。
最初のうちは稼げないことが多い
Webライターを始めたてのうちは稼げないことがほとんどになります。というのも、最初は実績がないため、クライアントに信用されないからです。特に文字単価が1円以上のクライアントとなってくると、実績を提示しないとほぼ提案が通りません。
なので、最初のうちは実績作りで文字単価0.5円以下の低単価のきつい案件を受けることになることもあり、稼げない場合が多いです。いわゆるこういった下積みのきつい時期が辛くて、Webライターをやめる人もいます。
なので、Webライターを始める時はきちんと覚悟を持って始めることが大切です。
「なんとなくWebライターを始めれば稼げるだろう」という気持ちで始めることは危険なのでくれぐれも注意しましょう。
集中力が必要
Webライターの仕事は基本的に文字を書くことがメインです。案件によっては10,000字以上のライティング案件もあるでしょう。その場合、長い時間タイピングし続ける必要があるので、集中力が必要になってきてきつい場合もあります。
また、ずっと椅子に座って作業することがほとんどなので、人によってはきついと感じるかもしれません。じっと作業することが苦手な方はWebライターに向いていないかもしれないので、あらかじめ注意しましょう。
長文を書くことが好きじゃないときつい
そもそもWebライターは長文を書くことが前提の仕事です。日本語がきちんと使えないといけない上に長く文章を書くので、長文を書くことや日本語が苦手な方にとってきつい仕事となります。
学生の頃に長文を書くことが苦手だったり、きついと感じる方はそもそもWebライターを続けていくこと自体が厳しいかもしれません。Webライターには向き不向きもあるので、十分に考えた上で仕事に取り掛かるようにしましょう。
無茶ぶりをしてくるクライアントに対応する場合もある
契約したクライアントによっては無茶ぶりをしてくる可能性もあります。特に下記のタイプのクライアントは非常に厄介できついタイプです。
- 納期の急な変更をしてくるクライアント
- 納品した後に今までに無かったルールを勝手に追加して修正を求めてくるクライアント
明らかに作業量に見合わない追加作業をお願いしてくるクライアント
上記のようなクライアントは私も遭遇したことがありますが、一緒に仕事をしていて正直きついです。もしモンスタークライアントと仕事をする羽目になったら、すぐに仕事を切りましょう。
上記のようなクライアントは普通に存在するので、もしWebライターを始めるのであれば注意する必要があります。
手を動かさないと稼げない
Webライターは労働集約型の仕事です。簡単に言うと手を動かして作業をしない限り、報酬が発生しません。
「作業をしないで楽に稼ぎたい!」と思う方には、Webライターはきついと思われます。
いずれにせよWebライターは手を動かさないと稼げません。もし、Webライターを始めたいと考えているのであれば、あらかじめ覚えておきましょう。
文字を書くだけではなく、その他の作業を任せられることも
Webライターは文字を書くだけではなく、その他の作業を任せられることもあります。一番きついのが、その他の作業に一切追加作業料が発生しないことです。そうすると、働く際に稼ぎの効率が悪くなるので要注意です。中でも特に任されやすいのが下記の作業です。
- 画像選定
- WordPress入稿
- 文字装飾
- 簡単なコーディング
- アフィリエイト広告の仕込み(アフィリエイト記事の場合に多い)
もし上記の作業を追加料金無しでさせられそうになった場合は、必ずクライアントに確認しましょう。そのまま仕事を受けてしまうと都合よく使われるだけです。なので、相手に失礼の無いように、追加作業料金を受け取れるか確認することが大切となります。
孤独を感じやすい
Webライターは黙々とデスクで作業する機会が圧倒的に多いです。
なので、人によっては孤独を感じてしまい、きつい仕事という風に感じてしまうかもしれません。
「人と触れ合いながら仕事をしたい!」と思う方はWebライターは向いていません。
私の場合、個人的に孤独を感じて辛い場合はファーストフード店やカフェ等で仕事をします。というのも、ある程度人がいて声も聞こえるので孤独感を紛らわせることが出来るからです。孤独を少しでも紛らわせたい方におすすめの方法なので是非、試してみてください。
よりストレスなく働く方法5選
Webライターは基本的に長い時間作業していることがほとんどです。人によってはストレスをため込んでしまい、きついと感じるかもしれません。
きちんとストレスを軽減して働く方法は存在します。特に下記の方法はおすすめです。
- 集中力が途切れたら場所を変える
- 作業工程を分けてみる
- 合わないクライアントとは無理に仕事を続けない
- 文字単価が低く、稼ぎ辛い案件は早めに卒業する
- ライター仲間を増やす
いずれも実践しやすく、効果的な方法です。少しでもWebライターの仕事をストレスのないものにしたい方におすすめの方法となります。
集中力が途切れたら場所を変える
Webライターの仕事は長時間作業することが多いので、どうしても集中力が必要になりきつい場面もあります。しかし、どんなに頑張っていても集中力が切れることもあるでしょう。そこで、おすすめの方法として集中力が途切れたら場所を変えることが挙げられます。
私の場合の話ですが、自宅でずっと作業をしていて疲れたり集中力が途切れると、よくWi-Fiのあるカフェに行きます。落ち着いていて、ジャズも流れているうえにWi-Fiも完備されているので、非常に心が落ち着きます。
集中力もみなぎってくるので、作業効率も上がります。なのでもし、集中力がどうしても切れてきつい場合は場所を変えて作業することがおすすめです。
作業工程を分けてみる
Webライターの作業は基本的に長丁場です。なので、少しでも効率化し、気分を紛らわせる場合には下記の手順で仕事をやってみましょう。
- 構成を考えることに集中する
- 構成が出来たらリサーチして情報を集めることに集中する
- リサーチが終わり、ネタが揃ったら記事を書くことに集中する
- 最後にまとめて一気に誤字脱字が無いか確認する
Webライターはながら作業をすると、確実に集中力が落ちます。色々同時に作業するよりも、作業1つ1つに集中して取り組んだ方が気が散りにくくなるものです。なので、集中力をなるべく途切れさせずに効率よくWebライティングをする習慣を付けましょう。
合わないクライアントとは無理に仕事を続けない
様々なクライアントと契約をして仕事をしていると、合わないクライアントが出てくることは珍しくありません。
もし、合わないクライアントと契約してしまった場合は、早めに契約を打ち切りましょう。苦手で合わないクライアントと仕事をしていてもきついだけです。
合わないクライアントと気まずくならないように契約を打ち切りたい場合は、下記のような伝え方が便利です。
「実はこの度、他にお世話になっているメディアにて専属のWebライターになることが決定いたしました。なので、今月を持って契約を終了するという形でも問題ないでしょうか?」
「現在、私の請け負っている他の会社の案件の文字単価が〇円となっています。大変申し訳ないのですが、御社の文字単価だとこのまま仕事を続けるのが厳しいので、今月で契約を終了とさせていただきたいです。」
ポイントとしては
- 失礼の無いようにする
- いきなり契約を打ち切るのではなく、相手に迷惑が掛からないようにある程度は時間的に余裕
- を持たせた上で契約終了する旨を伝える
- きちんと理由を添える
もちろん時と場合によって状況も異なると思うので、上記の例文やポイントを抑えて相手に伝えるようにしましょう。
文字単価が低く、稼ぎづらい案件は早めに卒業する
Webライター初心者にありがちなのですが、いつまでも文字単価が低い案件を続けてしまうということがあります。しかし、いつまでも文字単価が低い案件で働いていても、稼ぎの効率が悪くきついだけです。
なので、出来る限り早めに文字単価が低い案件は打ち切るか、単価アップをするようにしましょう。特に専業のWebライターとして生計を建てていきたいのであれば、文字単価や報酬にはシビアになることが大切です。
ライター仲間を増やす
もし、フリーランスのWebライターとして働いていて、孤独感を感じるのであればライター仲間を増やすことがおすすめです。Twitter等では特にライター仲間を見つけやすいので活用するのをおすすめします。
Webライター同士で会ってみて仲良くなり、情報交換などが出来ればさらに有意義です。また、Webライター仲間同士でカフェなどで働いてみると、孤独感を紛らわすことが出来るので是非、試してみましょう。
この記事のまとめ
今回の記事では、「Webライターがきついと言われる6つの理由を現役ライターが紹介!リアルなところも暴露します!」についてご紹介いたしました。実際にきついと言われるWebライターの仕事の細かい所にまで踏み込んだ内容です。
最後に、本記事の内容を簡単に下記にまとめます。
- Webライターは稼げない仕事ではない
- 集中力が無かったり、長文を書くことが好きでないとWebライターはきついかもしれない
- Webライターを続けていくときついと思う仕事や、クライアントもいる
- きちんとストレスを軽減して働く方法はあるので試してみる
フリーランスのWebライターで働くと、きついと感じることはあります。ただ、きちんと考えて働けば稼げる仕事です。また、ライター仲間を増やすと、友人関係も広げられます。なので、Webライターはきつい部分もありますが、楽しく稼げる可能性のある仕事です。
もし、Webライターに興味がある方は是非、今回の記事を参考に始めてみましょう!
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