どうも、シリーズDの事業会社でデジタルマーケティングの責任者を行っている、梅干さないです。
政府の後押しもあり、副業を解禁する企業も増えてきましたね。
従来の終身雇用制という価値観から脱却した現代において、サラリーマンでも積極的に副業を行うことで自分の所得を積極的に増やしていくことが可能になってきました。
私自身も、副業を通してメディア運用やコンサルティング業務を始め、所得を得ることができています。この記事では、副業でWeb広告運用を行うメリットや月収の相場など、広告領域における副業の状況をお伝えします。
▼Web広告の学習から先にという方は下記Web広告スクールのまとめ記事をご覧ください。
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Web広告運用で副業を始めるには?
G/Yリスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告、DSP広告など、Web広告にはさまざまな種類がありますが、どうやって副業にしていくことができるのか、このあたりを解説していきます。
関連記事:未経験者がWeb広告運用スキルを独学で学習する方法を徹底解説
Web広告運用を副業にするなら、経験者がおすすめ
Web広告運用の副業というのは、既にWeb広告運用を行っている会社、または広告代理店などが、広告の運用を外注したい場合に発生してくるのが主なケースです。
そのため、業務を受けるためには、それなりの「実績」が求められます。
例えば、過去に「広告代理店に勤めていた」とか、「フリーランスで広告媒体の運用実績がある」といった実績があれば、仕事を受けやすさは格段に上がります。
とはいえ、案件によっては未経験からでも請け負える場合もございます。時給はどうしても低いところからスタートするケースが多いですが、未経験からでも案件で経験を積み、時給を上げていく努力は可能です。
参考:Webマーケティングのフリーランスは間違いなく稼げる。デジタルマーケ歴6年の僕が全貌を教える
実績や運用幅があればクライアントから受注しやすい
Web広告運用はクライアントのWeb広告アカウントの運営そのものを任されるため、実績があれば評価してもらえる可能性が高いです。
また、実績というのは「媒体の運用数」「運用している予算規模の大きさ」「運用している商材の業界」であったりと様々です。
これは、仕事を依頼したいクライアント側が、なるべく今回の商材と似たような経験を持っている人材を求めるからです。
例えば、お願いしたい案件が月1,000万円の予算で保険のリスティング広告、というケースですと、当然同じような規模の予算運用実績や、保険業界の運用経験、リスティング広告の運用有無などが検討要素になってきます。
今までになるべく多くの業界・多くの予算・多くの商材を経験できているほうが、仕事の受注には有利になりやすいでしょう。
個人ブログやアフィリエイトサイトから始めるのもあり
全くの実績がない場合、個人ブログやアフィリエイトサイトを始めて実績を積むということもできます。
個人ブログやアフィリエイトサイトは無料で立ち上げることができ、メディアの知識をつけることができ、そのサイトで作成したページをランディングページとしWeb広告を少し運用してみる、ということができれば、広告費は持ち出しになるものの、自分で広告運用の経験を積むことができます。
また、ECなどの業界はアフィリエイト広告に出稿したいというニーズがあることも多いので、一般的なリスティング広告やディスプレイ広告に加えてアフィリエイト広告の知識があることが有利に働くこともあります。
Web広告運用で副業を行うメリット5つ
なぜ、Web広告運用は副業に向いているのでしょうか。ここでは、5つの理由をご紹介いたします。
- Web広告運用は空き時間で対応できる
- 報酬体系が豊富
- 低コストから始められる
- 需要が高まってきている
- 広告運用以外のスキルアップを目指せる
Web広告運用は空き時間で対応できる
Web広告運用の主な業務内容は、「クライアントのアカウント運用&分析報告」と「指示された内容の作業」になります。
実際の打ち合わせなどを除けば、基本的には自分の空いた時間に作業を行うことが可能です。
オンライン上で作業が完結するため、パソコンとネット環境があれば、いつでもどこでも運用できるのも強みですね。
本業で残業があったとしても、空いた時間などで対応しやすい、というのは強みになるでしょう。
報酬体系が豊富
Web広告運用は、「月額で固定された報酬を頂く場合」と、「運用費のうち〇%」という報酬体系があります。
前者は、安定した収入を得ることができるというメリットがあり、後者はクライアントの規模によって大きな収益になり得ます。
どちらが良いかは一概に判断し辛い部分ではありますが、報酬体系が豊富にあることは他の仕事と違った部分ですね。
低コストで始められる
他の副業のように、初期費用はほとんど必要ありません。
例えばせどりであれば、最初に仕入れが発生しますし、在庫リスクも発生します。
その点、Web広告運用はパソコンとネット環境があればでき、すぐにでも取り組むことができます。
初期投資がほとんどいらない、というのは副業をはじめるにあたって大きなメリットですよね。
需要が高まってきている
直近、コロナ禍でオンラインサイト利用者が急増している流れもあり、「オフライン」から「オンライン」へビジネス形態を移行させているクライアントが増加しています。
それに伴い、Web広告運用の開始を考える企業も多く、これまで以上に業務委託元を探しやすい環境になっています。
また、広告代理店自体が副業社員やフリーランスに広告運用を依頼するケースも出てきており、あらゆる企業がクライアントになる可能性があるのもWeb広告運用の特徴です。
今からECに参入したい企業であったり、それこそDXを推進したい企業なども、潜在的なクライアントになり得ます。営業次第で、いくらでも案件を獲得することができ、需要が高まってきているのがWeb広告運用のメリットとなります。
また、電通の調査によれば、Web広告自体の市場規模は年々増加しており、コロナ禍においても市場規模が伸び続けている貴重な市場です。
(参照元:2023年 日本の広告費)
今こそ、Web広告運用で副業がはじめやすい時代と言えるのではないでしょうか。
広告運用以外のスキルアップを目指せる
Web広告運用自体は取り組みやすい領域でありながら、企業の売上を上げるという重要なミッションでもあります。
「この商品の売上を伸ばすためにはどうすれば良いか?」というマーケティングの議論をすることもあり、マーケターとしてスキルを伸ばすというキャリアパスも描くことができます。
また、Excelやスプレッドシートを使った数値管理や数値報告(レポート作業)や、PowerPointを使った広告のプランニングなども任されるケースがあり、Excel, PowerPointのスキルアップを目指すことができます。
提案書の作成なども行うケースがあり、資料作成スキルを伸ばすこともできます。
取り組みやすい副業でありながら、自身のスキルアップを目指すことができるという点も、Web広告運用の魅力ではないでしょうか。
Web広告運用で稼げる月収相場
Web広告運用の相場は2~10万円から
Web広告運用の案件相場は、およそ2万円~10万円からと幅のある相場感になっています。
クラウドソーシングサービスなどでは、Webライティングなどの成果報酬と比較すると、高単価の案件も目立ちます。
また、案件や自身のスキルによっては50万円/月以上の案件もあり、十分高単価を目指していける職種です。
案件によって幅がある理由は、業務量の幅にもあります。単純に委託先として広告運用の管理業務を進める場合もあれば、広告担当者として提案やレポーティング、提案改善までも求められるケースがあります。
対応する内容によって大きく報酬が変わる職種でもあるので、案件の相談の際には、案件ごとに対応内容をきちんと判断する必要があります。
副業でWeb広告運用の仕事を見つける方法4つ
ここでは、副業でWeb広告運用の仕事・案件を見つける方法をご紹介します。
Web広告運用を実際にやってみたいと感じた方は、ぜひ案件を探してみてください。
- クラウドソーシングサービスの利用
- Web制作会社に直接営業をかける
- 知り合いのツテをたどる
- エージェントから紹介を受ける
クラウドソーシングサービスの利用
ランサーズやクラウドワークスではWeb広告運用担当者を募集していることが多いです。
ただし、格安案件も多いため、他の方法と並行するのがおすすめです。
クラウドソーシングサービスを利用するメリットは、何ともいっても手軽ですばやく案件を獲得できることです。
案件の経験がまだ少ない人は、まずはクラウドソーシングサービスから案件を獲得して、その実績をもって大きな案件を目指していく、というキャリアパスを考えていくことができます。
既にたくさんの案件が募集されているため、独立直後やすぐに副収入が欲しいという方が取り組みやすいという点もメリットになるでしょう。
Web制作会社に直接営業をかける
直接Webマーケターを募集している企業に応募するのもひとつの手です。
例えば、自社のサイトで業務委託の広告運用者を募集している会社もありますので、そういった会社の募集に応募してみる、というやり方があります。
自分で調べる手間こそありますが、うまくいけば企業と直接契約できるため、クラウドソーシングサービスやエージェントを使うよりも手数料がかからず、高単価の案件を目指していくことが可能になります。
ただし、契約や請求など、エージェントに任せることができないため全ての処理を自分で行う必要はあります。
知り合いのツテをたどる
知り合いをつたって仕事を紹介してもらうケースもあります。
フリーランスの独立直後などはこのケースが多いのではないでしょうか。
サラリーマンの方であれば、現在の会社の取引先や、過去の同僚の職場などからお仕事の相談を頂く機会もあるかもしれません。
そういったツテから仕事を獲得するケースも珍しくありません。ただし、現職の方は現職への仁義や競合規定には気をつける必要があります。
エージェントから紹介を受ける
最近増加している、業務委託案件を多数になっているエージェントから紹介してもらうケースです。
手軽さ、案件の豊富さ、高単価案件の有無どれをとってもバランスの良いやり方です。また、自分で営業をする必要がないため、その点も楽なやり方であると言えるでしょう。
ただし、エージェントが代わりに営業をする形になるため、そのときには自分のスキルや実績を十分すぎるほどにアピールできる環境を整える必要があります。
履歴書や職務経歴書・また自分の実績を示した資料などを準備しておけば有利に進むでしょう。
Web広告運用の副業でガッツリ稼ぐコツには?
ここでは、副業でガッツリ稼ぐためのコツを紹介します。
より高単価の案件を目指していくために、どういった努力が必要になるでしょうか。
週に10時間以上は副業にあたる時間を確保する
しっかり稼ぐためには、副業の時間をある程度確保しましょう。
運用にあたる時間が長いほど効果も出やすく、クライアントからの信頼も得やすい。ひいては新しい案件を確保できるかもしれません。
広告運用の案件の多くは、クライアントから指示があり、その指示内容を遂行していくという業務になります。隙間時間で出来るとはいえ、クライアントの連絡にはスムーズに返信しておける人のほうが、クライアントの信頼を得やすいです。
また、副業にあたる時間が多く確保できれば、1案件以上を受けることもできますので、その点でも積極的に副業収入を増やしていくことができます。
さまざまなWeb広告の運用を試してみる
Web広告にもG/Yのリスティング広告やSNS広告、インストリーム動画広告などさまざまな種類がある。
個人の請負では、リスティング広告が主流ではありますが、それに凝り固まらずさまざまなWeb広告の運用を試してみると、自分に合うものがわかってきて取り組みやすくなります。
また先述の通り、クライアントの希望するWeb広告媒体を過去に経験しておけたほうが、仕事を受けやすくなります。
さらに、案件によってはそもそも媒体の提案をするケースもあったりしますので、この商材の場合はこの広告媒体が合いやすいという知識があると、より大きな案件を獲得できる可能性も増えてきます。
ニッチな分野よりもメジャーな分野の広告を運用する
その中でもニッチな分野の広告は集客しづらく、効果が上がりにくい。
それよりもまずはメジャーな分野の広告に携わったほうが集客を期待できます。
特に現代ではGoogleやYahoo, FacebookやTwitterといった大手媒体の需要が大きいため、まずは大手媒体の経験をきちんと積んでおくことが、手堅い収入を得る近道になるでしょう。
この記事のまとめ
Web広告運用は手軽に始められる副業でありながら、深めていくと専門知識が求められる幅の広い職種です。
企業側の需要も高く、市場も伸び続けている業界であるため、これからも一定の報酬を期待できます。
自身のキャリアアップにも繋がっていく職種であり、経験があり、これからも学びを続けたいという方にはおすすめできる副業になります。
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