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Web広告代理店とは?
Web広告代理店、またはインターネット広告代理店は、オンライン広告の出稿に特化した専門広告代理店です。
元々広告代理店は、TVCMや看板広告といったオフラインの広告を取り扱う広告代理店から出発し、電通や博報堂といった有名企業に成長していきました。
しかし、2000年代以降、IT化の波に後押しされるように、広告にもオンライン化の流れがやってきました。そして、Web広告代理店と呼ばれるインターネット広告専門の代理店も新たに登場し、その規模を伸ばしています。
例えば、サイバーエージェントやオプト、アドウェイズやセプテーニといったWeb広告専売の代理店が登場し、大きく企業規模を伸ばしていくことになります。Web広告自体の市場も年々伸び続けており、これからも会社規模は伸び続けていくことが予想されています。
Web広告代理店の主な仕事内容
Web広告代理店はどのような仕事を行なっているのでしょうか?下記3つを紹介します。
- クライアントとの折衝作業
- クリエイティブディレクション
- アナリティクス作業
クライアントとの折衝作業
いわゆるクライアントワークです。
Web広告代理店の多くは営業職を採用しており、クライアントの要望を聞きだしたうえで、最適なプランと見積もりを提出するケースがほとんどです。
「営業部隊」と「運用部隊」に分かれている体制が大半であり、「営業部隊」がヒアリングして見積りした予算・内容を、社内の「運用部隊」が運用するという役割分担をしている企業が大半となります。
クリエイティブディレクション
専門広告代理店において近年重視されているスキルが「クリエイティブディレクションスキル」です。
クライアントの要望に合わせてバナーや広告ページといったクリエイティブをデザインする仕事です。また、合わせて設計や運用を行うことも多くあります。
広告運用においてデザインの重要性は伸びてきており、マーケティングの知識において、クリエイティブディレクション能力も重要な能力になってきています。
参考記事:未経験者がWeb広告運用スキルを独学で学習する方法を徹底解説【Web広告運用者直伝】
アナリティクス
Web広告のアクセスデータを分析し、評価と改善策の提案を行う仕事です。
企業の広告運用を行うにあたって、ただ運用と提案を行うだけではなく、成果を分析しより改善していく運用サイクルが求められます。
広告代理店は専門家としてのスキルが求められる役割であるため、クライアントでは出来ない分析や運用サイクルといった高い成果が求められるケースが多くあります。
Web広告運用を広告代理店に依頼するメリット
では、クライアントの目線から、Web広告運用を代理店に依頼するメリットを見ていきたいと思います。
- アウトソーシングすることで社内リソースの確保ができる
- プロの立場から意見をもらえる
- Web広告に関する最新情報が手に入る
アウトソーシングすることで社内リソースを確保できる
自社内にマーケティング担当者やデザイナーを確保する必要がなくなる。自社でマーケティング人材やデザイナー人材を確保するのもコストがかかるため、まとめて専門家チームにアウトソースできるのは大きなメリットです。
広告運用をアウトソースすることで、マーケティング担当者が広告以外の施策に集中することができるというメリットもあります。
社内リソースの配分を考えたうえで、プロである広告代理店に一任するというメリットは大きいでしょう。
プロの立場から意見をもらえる
Web広告代理店は当然広告運用のプロであり、今までに多数の広告運用経験があり、常に最新の広告市場情報をキャッチアップしている専門家チームでもある。
自社の商材であればどのような広告媒体が親和性が高いのか、どういったクリエイティブを作れば良いのかの議論がスムーズになり、その実作業までまとめて依頼できるという点は大きなメリットになります。
Web広告に関する最新情報が手に入る
先ほども少し触れましたが、Web広告代理店は常に最新情報を仕入れている専門家チームです。
広告媒体やマーケティング関連会社とのやりとりが常にあるWeb広告代理店と付き合いをしていることで、自社にも常にweb広告に関する最新情報が手に入るというメリットがあります。
Web広告運用を広告代理店に依頼するデメリット
コストがかかり思ったような効果を得られないことも・・・!
広告代理店を使えばプロの意見を聞ける一方で、小さくない依頼費用が掛かってきます。
広告運用費の中からマージン形式で手数料を支払うケースが多く、出稿費用が大きければ大きいほど広告代理店へ支払うコストも大きくなりやすい。
しかし、必ずしも思ったような効果が得られない可能性もあり、広告代理店ごとに得意な運用媒体・商材などが変わってくるため、相性の良いパートナー企業を選ぶ必要があるでしょう。
Web広告運用の実績が豊富なWeb広告代理店10選
ここからは、実際にWeb広告運用の実績が豊富な広告代理店をいくつか紹介します。
大手Web広告代理店おすすめ7選
大手のWeb広告代理店は下記となります。
- 株式会社サイバーエージェント
- 株式会社オプト
- GMO NIKKO株式会社
- 株式会社セプテーニ
- 株式会社アイレップ
- 株式会社エクスコア
- 株式会社アドウェイズ
株式会社サイバーエージェント
1998年に創業以来インターネット広告事業を展開しており、国内トップシェアを誇ります。広告効果を最大化する運用力およびクリエイティブ力を強みに、多様なメディアに会わせた適切な広告を製作するクリエイティブ、AIを活用したアドテクノロジーなどの先端技術を強みとしているのが特徴。
国内の広告代理店では、大手会社にあたる会社です。出稿金額によって営業の質が変わることもありますが、基本的にみなさん優秀なかたが多い印象あります。
株式会社オプト
スローガンは、『デジタルで、この国の新しい基本をつくる。がまんや、あきらめで、おしこんでいた「本当はこうしたい」「こうありたい」というニーズ、そのすべてを実現できる環境をつくっていく。』
マーケティング効果の最大化を掲げ、動画広告やバナー、LP作成/運用など、メディアや広告商品の特性を知り尽しているところが特徴。web時代から多くの企業と取引しており、たくさんの事例を持つ会社です。
GMO NIKKO株式会社
『Surprising Partner』をビジョンとして掲げ、お客様のユーザを徹底研究し、ユーザの心を動かすアイディアを考え、最適なコミュニケーションを設計する、というのがスローガン。GMOグループの代理店事業会社であり、web時代の広告代理店です。
関連会社にGMO アドパートナーズという会社もあり、メディアの買い付けだけでなく、メディアコンテンツ運営やアドテクノロジー開発、webサイト集客などもGMOグループとして持っており、広告単体だけでない知見の共有も期待できる広告代理店になっています。
株式会社セプテーニ
統合マーケティング、データ、教育・育成を重点分野に掲げている広告代理店。認知~顧客育成までを一気通貫で捉え、オンライン・オフラインマーケティングを統合的に網羅して全体最適を図るよう設計する「フルファネルマーケティング」の考え方を以て経営している会社です。
株式会社アイレップ
デジタルマーケティングの実行に必要なすべてのメニューを垂直統合し、その中から最適な手段を取捨選択し、課題を本質的に解決できることが最大の特徴です。
顧客の業態やマーケティング課題に応じて、集客施策だけではなく、「企業好意度の向上」や新商品認知の早期獲得」、「商品・サービスの理解浸透」などを目的としたコミュニケーション戦略の立案と実施を行っています。
株式会社エクスコア
Webマーケティングの情報発信メディア「Webma」を運営しています。
自社メディアを運営することで、Webマーケティングの基礎であるWeb集客を自社で試行錯誤し、他商材をより良いものにしてお客様へお届けしています。
また、Web集客・プランディング・採用と幅広い分野に貢献できるため、エクスコアの様々な領域に貢献しています。
株式会社アドウェイズ
インターネットテクノロジーを駆使して、空間、デバイス、国境、業界、想像、これまで限界と言われていたことすら超えるサービスやプロダクトを提供することをビジョンとしています。
上場会社ではありますがベンチャー企業の魂を大切にしており、施策のスピードや営業対応などに力を入れている印象です。大手のノウハウを持ちながらスピード感をもって対応してもらえる代理店なので、スピードを重視する企業には相性が良いかもしれません。
Web広告専門広告代理店おすすめ3選
専門広告代理店を3社紹介します。
- 株式会社カルテットコミュニケーションズ
- 株式会社シーガル
- 株式会社ヴァンテージマネジメント株式会社
株式会社カルテットコミュニケーションズ
専門会社である弊社が実際に現場で必要な機能をツール化したもので、圧倒的な効率化が実証されているリスティング広告運用視点ツール「Lisked」、誰でもかんたんにGoogleアナリティクスのレポートが無制限に作れる効率化ツールの「無限GAレポートメーカー」の提供を行っています。
また、リスティング広告運用者育成支援は、それぞれに合わせた独自プログラムを用いて、広告運用担当者様の育成をお手伝いする、という旨掲げています。
株式会社シーガル
インハウス支援を視野にいれたマーケティング支援が得意な広告代理店。手数料固定の格安プランがあったり、施策のコンサルティングを含めた広告運用が得意な代理店になります。
ヴァンテージマネジメント株式会社
CPC/CPA重視の集客コンサルティングと徹底したデータ分析、そこから導き出される数値を用いたロジカルなサイト改善、政策をトータルで提供する、コンサルティングを含んだ会社。
最適なWeb広告代理店の選び方
では、最適なweb広告代理店を選ぶにはどういったところを見れば良いのでしょうか。
いくつか、参考になりそうな部分をご紹介いたします。
しっかりした運用体制
当然ですが、運用体制をきちんと確認することが重要です。運用に携わる人数と役割を確認し、自社に合っているのかを考えましょう。
人数が多い会社が良いということでもなく、取引の際、自社にどれぐらいの人員を割いてくれるのか、というのが重要です。運用チームはプロジェクトごとに担当を敷く場合が多く、営業担当も一人以上がアサインされる場合が多いです。
適切な料金体系
高すぎず、安すぎない、根拠に基づいた料金を示してくれる広告代理店がおすすめです。
とはいえ一般的には運用費の中から手数料を含んだ金額を請求する形式が多く、実際の手数料は明示されないケースもある。その場合は、成果次第で判断するのも一つのやり方になります。
レポートの頻度
通常、Web広告代理店は広告効果を教えてくれるが、頻度は広告代理店によってさまざまです。
なるべく細かくレポートしてくれる代理店を選ぶようにするのが安心と言えます。レポートの頻度は、クライアント側が確認してフィードバックできる頻度にも直結してくるので、施策の頻度にも繋がってきます。
過去の実績
総合広告代理店であれば極力Web広告の運用実績を確認しましょう。
また、同業種の実績があれば自社の力になってくれる可能性が高い。自社と同じような商材の運用経験のある広告代理店は非常に有益です。
広告管理画面の開放の有無
広告代理店によっては、ノウハウ流出防止のために管理画面を見せてもらえないことがあります。
「見せてもらえない=悪い業者」とは限りませんが、事前に確認することがおすすめです。業界の慣習としては、管理画面解放はNGにしている会社が多い状況ではあります。
担当者の対応
Web広告代理店とは深く関わることが多いため、営業やマーケティング担当者との相性が重要です。
何よりも窓口になる営業の人との相性も重要になってきます。円滑なコミュニケーションができる担当者である点は本当に重視する必要があります。
この記事のまとめ
Web広告代理店のメリット・デメリットを認識したうえで、自社にぴったりな代理店を選ぶことがおすすめです。いくつかの代理店を紹介しましたが、まだまだ世の中には広告代理店がたくさんありますので、ぜひ御社にぴったりの1社を見つけてみてください。
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