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1分で理解できる!DSP広告配信の仕組みについて説明します

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DSP(デマンドサイドプラットフォーム)とは?

DSPとは、Demand Side Platformの略で、アドネットワーク上で機能している、主に広告主側にメリットがある広告配信プラットフォームです。
DSPは、最適な広告枠を自動で買い付けてくれたり、広告主が複数のアドネットワーク、アドエクスチェンジを一括管理できたり、広告効果を最大化できるツールです。
DSPが誕生する前はアドエクスチェンジやアドネットワーク、アドサーバーがそれぞれバラバラに動いていましたが、それらを纏め自動的に調整してくれる広告配信管理ツールと言えます。

DSP広告配信までの流れについて


DSPが登場するまで、広告主は自ら純広告を入稿し、最適広告の枠に広告を出すことを余儀なくされていましたが、アドサーバー、アドエクスチェンジ、SSPなどの誕生と共に最適な広告を自動的に配信するシステムとなりました。

DSPはSSP(Supply Side Platform)と連動しながら、広告配信を行ないます。
SSPとの連動が必然であり、SSPなしでは機能しないものとなります。

DSP広告配信までの一連の流れは以下です。

①ユーザーがサイトに入ってくる
②SSPにユーザーが訪問したことが通知される
③SSPがDSPにビッティングをリクエスト(ユーザー情報も一緒に送信)
④ユーザー情報を基にDSP内でどのクリエイティブが最適かオーディション(選定)を行う
⑤オークション(選定)結果をSSPに報告する
⑥各DSPから送られてきたクリエイティブをSSP内で最終決定を行う
⑦サイト内に広告が反映される

このような流れで、リアルタイムでユーザーがサイトに入ってきてからどんな広告がそのユーザーにとって適切なのかをプラットフォーム上で判断し、広告配信がなされています。

梅干さない
梅干さない

普段、僕らが閲覧しているネット広告は実はこういう一連の流れで配信されているんだね。

DSP発達によって起こり得たメリット

DSPの発達により、広告主サイドの手間が大きく軽減されるようになりました。

①巨大なネットワークを管理できるようになった。
複数のアドエクスチェンジ市場を管理するプラットフォームとして、巨大なネットワークを構築しています。
そのため、配信可能な広告枠は、これまで従来型の仕組みよりも多くできるようになりました。

②制度の高いターゲティング広告が打てるようになった。
制度の高いターゲティングロジックで、インターネット上にあふれている広告枠の中から、
最も高い効果が期待できるところへ広告を自動配信することが可能になりました。
→広告配信先をどこにすべきかなどをDSP内で考え、最も期待効果が高いところへ広告を配信してくれます。

③DSPの中には、CPAを最適化する仕組みを持っているものがあります。
設定した目標CPAに達するように、配信メディアと入札価格を自動調整することが可能になりました。

④PCサイトの広告マネジメントに加え、スマホ広告の設定も可能になりました。
PCとスマホへの広告配信を一元的に設定することができます。

なぜDSP広告が増え続けているのか?


それは一言で、マーケティング戦略が変わり始めているためと言えます。

旧時代のマーケティングは、
マスマーケティング・ダイレクトマーケティング・CRM・バズマーケティングと呼ばれるもので、
各項目に対して断片的に対策を行うマーケティング施策となっていました。

現在のマーケティングは、
プロモーション→アクイジション→リテンション→インフルエンスと、流れを考えるマーケティングとなります。なので、すべてのファネルを一元的に管理していく必要があります。

特に下記を意識していく必要があります。

①既存顧客の実態・正確な事実把握が大切に!
→既存顧客が新たな潜在新規見込顧客を生み出す素材となります。②効率的で良質な各ファネルへの流入
→ただ闇雲に間口を広げるのではなく、顧客やファンになった後でもインフルエンス効果につながる良質なユーザーを効率的にサイトに流入させましょう。

③各ファネル毎の相互関連性を意識する!
→相互に関連性を持ち、双方に対して良い影響を与える施策が必要になってきています。

プロモーション→アクイジション→リテンション→インフルエンス」というプロセスを意識しながら、各マーケティング施策を考える必要があります。DSP広告はその一連の流れに沿った広告配信に有効な施策となります。

DSP広告で狙うべきターゲットは潜在層ユーザー

顧客層→リスティング(PPC)
顕在層→SEO、アフィリエイト、メルマガ
潜在層→アドネットワーク(DSP)、ソーシャルネットワーク(SNS)
低関心層→純広告、マス広告

各ユーザーによって出すべき施策や広告は異なります。
アドネットワーク(DSP)は、情報収集段階のユーザーや比較的検討期間が長い潜在ユーザーに対して有効な施策となります。

ターゲットが興味関心がない低関心ユーザーにはあまり得策ではありません。
あくまで、潜在ユーザーを顕在化させることを目的とした施策となります。

この記事のまとめ

みなさんが普段サイトなどで見ているネット広告は、実はこういう流れに沿って配信されています。
昔に比べると、全く興味のない広告は出なくなりましたよね。
ユーザーの興味・関心具合に沿って、DSPとSSPでのやりとりを経たのち、各ユーザーに適切な広告が配信される。これらはすべてアドテクノロジーがもたらした変化になります。
何気なくみているサイトに出てくる広告でもこういう技術が走っていると思ったら面白くはありませんか。

以上、少しでもみなさんのお役に立てていれば幸いです。

 

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この記事を書いた人
梅干さない

シリーズDの事業会社でデジタルマーケティングの責任者。Webマーケティング・デジタルマーケティング。Webコンサル×新規営業×ディレクション(一貫してすべてのフローを行う)経験済。個人でも様々な業務を請け負います。

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