どうも、シリーズDの事業会社でWeb/デジタルマーケティング責任者をしている梅干さないです。
いま、「Web広告」の領域で独立するフリーランスが増えています。
毎年、日本人のフリーランス人口は増加傾向にあり、現在も過去最多の増加人数を記録しています。
(参照元:『新・フリーランス実態調査 2021-2022年版』)
その中でも、今記事では、Web広告運用で独立するフリーランスに焦点を当てて、そのメリットや特徴、稼ぎ方、案件の獲得方法をお伝えします。
参考記事:Webマーケティングのフリーランスは間違いなく稼げる。デジタルマーケ歴6年の僕が全貌を教える
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マーケティングプロパートナーズは、マーケティング職専門のフリーランスエージェントとなります。特化している専門エージェントは他になく、先駆け的存在といえます。
まずは、こちらの案件をチェックすることを個人的には推しています。
Web広告運用のフリーランスをおすすめしたい理由
まずは、フリーランスにweb広告運用がおすすめな理由をご紹介します。
- 在宅/リモートでできる案件が豊富
- コロナ禍でも仕事獲得を期待できる
- 特定のスキルを発揮できる
- 継続運用されるため安定収入を期待できる
在宅/リモートでできる案件が豊富
Web広告運用での独立がしやすい理由の一つに「在宅やリモートでできる案件が多い」という理由があげられます。
コロナ禍以降、リモートでできる業務はリモートで行うスタイルが一般的となりましたが、Web広告運用はすべてオンラインで完結する業務ですので、会社によってはフルリモートで業務を行うことも珍しくありません。
コロナ禍でフリーランスに運用を委託する会社も増えてきており、リモートでの業務参画が行いやすいというメリットがあります。
パソコンとネット環境があればできるため初期投資が低く、個人のフリーランスでも取り組みやすいですよ。
リモートの業務委託案件の場合、複数社を請け負うことも可能ですので、複数社の業務を受けることで自分自身で報酬を高めていく努力ができる点も大きな魅力です。
コロナ需要で仕事増大
先にも少し触れましたが、コロナ禍となり、リモート化が進んだのがWeb広告運用の業務です。
加えて、Web広告運用の業務自体は市場からなくなりにくい仕事ですので、安定した需要を期待することができます。コロナ禍で経済は低迷していますが、Web広告の国内市場自体は毎年伸び続けています。
また、オフラインでマーケティングをしていた会社がこれを期にWeb広告運用に参入する事態も珍しくありません。需要が途切れることのない職種の一つであると言えます!
特定のスキルを発揮できる
Web広告はマーケティングや運用スキルが要されるため、フリーランスとして知識があれば重宝される可能性が高い職種です。
依頼される運用業務だけでなく、クライアントのマーケティング全体像を把握し、課題解決のための提案ができれば、より大きな報酬を手に入れることも難しくありません。
Web広告運用を依頼する会社は、自社商品の売上を伸ばしたいという共通のニーズを持っています。そのため、Web広告運用以外のマーケティング施策を提案し、クライアントが賛同してくれることもよくあることです。
SNSマーケティングに強ければその施策を提案することができますし、メディアに強ければSEOやコンテンツマーケティングを提案することも可能です。
このように、あなた自身が持っているマーケティングスキルを組み合わせて、クライアントの売上を伸ばす提案をすることも可能なのです。
継続運用されるため安定した収入を期待できる
広告運用の報酬体系は、時給制または月額固定費が一般的ですが、運用費の何%という形でマージンモデルで頂く場合もあります。
100万/月の出稿費用の20%のマージン=20万円/月をクライアントからいただくといった形です。
ある程度の規模の会社であれば、Web広告は毎月出稿し続けているケースが多いので、毎月安定した業務や収入が見込めます。
ただし、クライアント側の予算削減や事業状況によって広告の予算が削減されるというリスクもありますので、クライアント選定は慎重に行う必要がある点は留意しておいたほうが良いでしょう。
参考:Webマーケターの年収を職種別に徹底解説します【現役Webマーケターが教える】
Web広告運用の報酬について
どの報酬体系が最も良いのか、これは非常に難しい問題です。
運用額が多い場合はマージンモデルが最も大きな報酬となる可能性が高く、運用額がさほど大きくない場合は、時給制または月額固定費による報酬が安定した報酬になるでしょう。
業務量や運用する案件によって報酬規模が大きく変わってくるのがweb広告運用の特徴の一つですので、ご自身の希望する働き方を考えたうえで、案件を選ぶようにしましょう。
例えば、報酬は高くないが月額固定で安定して働ける仕事と、報酬は高いが運用額も大きく、業務量も多い案件とでは、全く働き方が変わってきます。
全般的に言えることですが、報酬額に応じて抱える責任も大きくなってきますので、ご自身がその会社にどのように関わりたいか、どういった働き方をしたいのかを考えて、仕事を選んでいく必要があります。
フリーランスがWeb広告の仕事を獲得する方法
ここからは、具体的に仕事を獲得する方法について説明します。
具体的な案件の獲得方法は下記があります。
- 自分でメディアを運用し、案件獲得を行う
- フリーランス向けエージェントで業務委託案件を探す
- Web制作会社へ直接営業をかける
- クラウドソーシングサービスで案件を探す
知識のある方は自分でメディアを展開、運用するのもありですが、より手早く、幅広い仕事をしたいと考えている人は、知人または紹介サイトに紹介してもらうことがおすすめです。
自分でメディアを運用し、案件獲得を行う
案件獲得の方法として最も楽なのが、自身でメディアを開設し、SEOやSNSで集客〜案件獲得までを行うという手法です。
フリーランスのWeb広告運用者として検索結果上に引っかかったり、SNS上で認知を取ることによって、営業しなくてもクライアントのほうから依頼が舞い込むよう仕組みを作ります。
ただし、SEO対策やSNSのマーケティング知識がなければこの手法は難易度が高いうえ、案件獲得まで時間がかかる可能性が高いため、すぐ探したいという方はエージェントやクラウドソーシングサービスを利用するのが良いですね。
フリーランス向けエージェントで業務委託案件を探す
近年増えているのがエージェントサイトです。昔は正社員登用や派遣の案件紹介が多かったですが、近年は、フリーランスに向けた案件紹介のサービスも増えてきました。
マーケティングに特化したフリーランスエージェントにいくつか登録しておくと良いですよ。
フリーランスエージェントの中でも、「ITプロパートナーズ」はWebマーケティング案件が多くおすすめです。こちらは登録しておくと良いでしょう。
また、Web領域専用のフリーランスマッチングサービス「レバテッククリエイター」も見ておくと良いでしょう。
これらのエージェントに登録し、案件を紹介してもらう方法です。エージェントによって常駐案件が多いところだったり、運用が得意なところだったり、DXやコンサルが得意なところだったり、案件の多い領域が異なってくるため、いくつか登録をされてみることをおすすめいたします。
Web制作会社へ直接営業をかける
Web制作会社やWeb広告代理店が運用をフリーランスに外注するケースも増えてきたため、これらの会社に直接営業をかける方法も有効な手段の一つです。
特に、求人媒体にフリーランスの運用者を募集している会社も多くありますので、それらの求人を調べて直接営業してみることが可能です。フリーランスエージェントやクラウドソーシングサービスと異なり、手数料を抜かれず直接契約することが可能なので、報酬を高めに設定することができるのがメリットです。
参考記事:Webマーケティングで実績がある旬な会社を11社厳選!
クラウドソーシングサービスで案件を探す
最も手軽に案件獲得ができるのがこの「クラウドソーシングサービス」を利用する方法です。
クラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングサービスに登録すると、web広告運用の案件の募集が多数あることに気付くでしょう。単価や条件もまちまちなので、ご自身できちんと案件を精査する必要はありますが、最も手軽で手早く案件を獲得することが可能なのがメリットです。
フリーランスにおすすめのWeb広告の種類
おすすめと書きましたが、実際は取り扱うプロダクトによって収益モデルも運用方法も変わってきます。また、クライアント側で既にやりたい媒体が決まっていることも多いので、ご参考程度に。
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- SNS広告
- アフィリエイト広告
- Youtube広告
Web広告運用を学ぶのであれば、Webマーケティングスクールに通い、運用歴の長い人たちから直接学ぶことをおすすめしています。
リスティング広告
リスティング広告は検索キーワードに応じて広告が切り替わる「検索連動型」の広告です。
クリック課金型で収益を得られるモデルであり、web広告運用では最もメジャーな媒体です。最近はGoogle Adsと管理画面がまとめられているので、ディスプレイ広告と合わせて実施するケースも珍しくなくなってきました。
web広告運用でフリーランスになるのであれば、リスティング広告を含んだGoogle Adsの知識は必須と言えるスキルになります。また、多くの事業でランディングページを活用した出稿をされるので、ランディングページ改善についての知識を求められるケースも多くなってくるでしょう。
ディスプレイ広告
Webサイトやアプリなどの広告枠に表示される画像や動画、テキストで構成された広告のことで、コンテンツ連動型広告とも呼ばれます。
GoogleやYahooのディスプレイ広告がメジャーであり、これらの依頼も多い印象です。
先のリスティング広告と合わせて実施するケースも多く、また、「どのようなバナーが効果が良いのか?」といった観点の知識も求められるケースが多くなってくるでしょう。
SNS広告
TwitterやFacebook/InstagramなどSNSを利用した広告で、ターゲットによって戦略は異なってきます。近年ニーズがかなり高まっている媒体の一つです。多くの事業会社が、Google AdsとSNS広告を組み合わせた出稿を展開しています。
フリーランスのWeb広告運用者としては、どの商材にどのSNSが合うのかといった知識をつけておくと、有利になり得るでしょう。
アフィリエイト広告
アフィリエイト広告とは、紹介した商品が売れるたびに課金される仕組みである成果報酬型の広告のことです。
ECなどでは展開している事業が多く、アフィリエイトASPの知識や、アフィリエイターさんへの提携などの知識が求められる場面が出てくるかもしれません。
YouTube広告
YouTubeに掲載する広告にはインストリーム広告やディスカバリー広告など、5つの種類に分けられます。
その多くは再生されることで収益が発生するモデルではありますが、アプリ案件ではインストールに応じた課金体系などもあります。
CMを展開している企業や、動画作成ができる中小以上の企業が出稿するケースが多く、BtoC・BtoB共に相性が良い媒体になります。
こちらもGoogle Adsに集客されているため、手軽に実施でき需要の高い媒体の一つです。ただし、動画素材がなければ出稿できないため、そこは確認が必要になってきます。
フリーランスがWeb広告運用を行う方法
フリーランスがweb広告運用を行う場合、どのような業務が一般的に必要となるでしょうか。ここでは、大きく3つに分けて説明します。
- STEP1プランニング
まずは課金方式や広告の種類、ターゲットや予算を設定して、それに合った広告を考えます。
- STEP2アカウント作成と広告出稿
実際に出稿するターゲットの設定や広告文を決定して出稿をします。
- STEP3効果測定
出稿した結果に応じてクリック率やコンバージョン率をチェックし、低いようであれば広告文を変えるなどして改善します。
プランニング
課金方式や広告の種類、ターゲットや予算を設定して、それに合った広告を考える作業です。
成果地点(=KPI)もあらかじめ把握し、決めておく必要があります。既にクライアント側で決まっている場合もありますが、場合によっては予算だけが決まっていて、媒体選定などのプランニングから依頼される場合もあります。
予算に応じて、どれぐらいの成果が見込めるのか、シミュレーションをお出しするケースもあるかもしれません。その場合のプランニングの数値出しや感覚を養っておくことが、業務経験中に必要になってくるでしょう。
アカウント作成と広告出稿
実際に出稿するターゲットの設定や広告文を決定して出稿をします。
リスティング広告の場合はキーワード設定も必要になります。Googleアナリティクスなどと連携をして、効果測定をできるようにする必要もあります。
また、既に広告運用をされているクライアントの場合、現状の設計を確認して改善案をお出ししたり、追加で必要になる運用を進めていく必要もあるでしょう。
効果測定
出稿した結果に応じてクリック率やコンバージョン率をチェックし、低いようであれば広告文を変えるなどして改善をしていきます。
運用の分析・改善を繰り返すのはフリーランスのWeb広告運用の最も重要な部分であり、PDCAを回して効果を改善していくことができれば、仕事の継続にも繋がっていきます。
Web広告を扱うフリーランスに求められるスキル
Web広告を扱うフリーランスになる場合、求められるスキルは多岐にわたります。
ここでは、基本的に必要になるであろうスキルをご紹介いたします。
Web広告の基礎知識
戦略立案のフレームワークやメディア選定プランニング、効果測定の仕組みなど、広告運用の一連の流れを理解していけなければなりません。
初出稿であれ、継続出稿であれ、広告出稿の状況を理解し、最適な設計や改善案をお出ししていく必要がありますので、Web広告の基礎知識を持ってクライアントの広告出稿状況を把握するスキルが重要になってくるでしょう。
Web広告の分析・改善知識
ただWeb広告の運用ができるだけではなく、問題点を的確につかみ、改善していくスキルが求められます。
出稿設計以降は、改善をいかに回していくのが重要になってくるので、クライアントによっては運用の仕組みに注力されるケースも珍しくありません。
分析して効果を可視化したり、改善していくための土台作りも必要になってくるので、エクセル・スプレッドシートで効果をまとめるといった作業も発生してくるでしょう。
営業・コミュニケーションスキル
どんなにハイスぺックを持っていても、認知してもらえなければ意味がありません。
自分のスキルを売り込む最低限の営業力やコミュニケーションスキルが必要です。これは、フリーランスとして生きていくあらゆる職種に必要になるスキルです。
Web広告スクールで効率よく学習することができます。
この記事のまとめ
日本のフリーランス人口は増え続けており、Web広告運用で独立するフリーランス人口も増えています。
また、コロナ禍で広告運用をフリーランスに依頼するクライアントも増えてきているため、現代においてはおすすめの職種です。
ただし、自分の知識量や仕事のスタイルに合わせた運用方法や種類を選ぶようにし、クライアント選定の基準を持っておくことが、これからの時代に必要になってきます。
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