ブログやメディアを立ち上げたばかりであれば、このランチェスター戦略はかなり有効な手段になり得ます。
覚えておいて損はないと思いますので、ご一読ください。
この記事を読むことで得られるポイント
・ランチェスター戦略の意味
・強者と弱者の戦い方の違い
・Web戦略における弱者の戦い方
そもそもランチェスター戦略とはなんなのか?
マーケティング界隈ではよく聞く言葉でしょう。ランチェスター戦略とは、営業戦略で勝つための手法や市場占有率を上げるための勝つための理論などの体系を表しているものです。ちょっと分かりづらい言い方になってしまいましたが、簡単にいうと、弱者が強者に勝つための戦略です。
一般的に、弱者と強者では、強者が戦いで勝つと言われています。ですが、それはあくまで弱者が何も考えずに強者に対して真っ向勝負を仕掛けた場合、十中八九そうなるでしょう。弱者であっても強者に勝つことはあります。それらを戦略的に表したものがランチェスター戦略です。
戦略とは、中長期的に勝ち続けること
勝つこと自体には意味があるけれど、勝ち続けないことには、利益性は持続しません。
単純に勝つのみではなく、勝ち続けるための戦略を考えていく必要があります。
そのためには、短期的な戦略を立てるのではなく、最低でも1年〜2年など中長期的に戦略を立てる必要があります。
強者と弱者の違いとは?
どんな場においても弱者と強者が存在します。
このランチェスターの法則のもとでは、弱者と強者を市場占有率を判断基準として二分しています。
市場占有率で1位の企業のみが「強者」であり、そのほかを「弱者」と定義しているといえば分かりやすいでしょうか。
例えば、「影響力」で例えてみると分かりやすいですね。
ツイッターやnote、ブログを利用したビジネス、またアフィリエイトなどでお金を稼いでいる強者がいます。
イケハヤさんや、マナブさん、マクリンさんなどいい例です。
この方達の発言や行動は他人に対して絶大な影響力を及ぼします。
一言ツイートするだけで、いいねやリプをもらいながら瞬く間にユーザー間に情報が広がります。
1ツイートで10万インプレッションなどザラでしょう。
その世界の人たちであれば、何もしなくても、勝ちが勝手に向こう側からやってきます。
強者である彼らと真っ向面から渡り合うには、それ相応の準備や戦術が必要になりますよね。
彼らに立ち向かうための戦術をランチェスター戦略をもとに作り上げていく、そんなイメージを持っていただくと良いでしょう。
弱者の戦い方とは?
弱者には弱者の、強者には強者の戦い方があります。
弱者ならではの視点に立って、戦略を練るようにしましょう。
・弱者は狭いマーケットで戦う
・強者が見きれていない分野を狙う
・一点集中型で勝ちを獲得する
・弱者は狭いマーケットで戦う
強者がいるマーケットでの勝負はなるべく避ける必要があります。勝ち目が低い場所で戦うことほど無駄なものはありません。
ある程度マーケットを絞り込んで、そのマーケットの中で独占を目指すという方向性を描くと良いです。
場所に置き換えてみると、東京などの都会で戦うよりもより田舎から戦略を立てていくとより効率的にマーケットを広げていくことができます。
都会を攻略する前に、田舎を攻略する戦略を立てましょう。
・強者が見きれていない分野を狙う
どんな強者にもどこか弱点要素が必ずあるものです。
その弱点を見つけ突きながら攻めていくことができれば勝てる要素が増えます。
例えば、一つのジャンルに絞り込み、強者では真似ができないようなきめ細やかさや詳細の詳細についての分野などは狙い目です。
あなたならではの強みが良いですね。誰しも一つや二つは他人に負けない強みがあるものです。あなたしかできない強みをフルに用い、
強者が見切れていない場所をつつきましょう。
・一点集中型で勝ちを獲得する
弱者であれば、大きなリソースを割くこと自体がはばかられます。
全てを網羅するような形で進めていくのではなく、ここだと決めたらそこに全力を注いで一点突破させるようにすると良いでしょう。
弱者と強者の戦いで、確率と戦力差がある状態で同じ土俵で戦ったとしても、運任せで勝つ以外方法はありません。
だからこそ、この分野であれば必ず勝てるとうフィールドに立って戦う必要があります。
弱者の狙い方とは?
さらに4つの差別化を考えましょう。
・従来路線に対する差別化
・同じ市場における強者の差別化
・すでに先行している競合の差別化
・同じ市場でトップを走っている強者の差別化
・従来路線に対する差別化
従来路線で成功しているからといって、状況が変わっている可能性があるため再考する必要があります。
・同じ市場における強者の差別化
強者と同じ路線を辿ったとしても、まず勝つことはできません。この市場は諦め、他の市場を狙うようにしましょう。
・すでに先行している競合の差別化
ここが最も厄介なところです。同路線で先行している競合がいる場合です。同じペースで物事を進めたとしても追いつけないため、しっかり対策する必要があります。路線を少し外すのか、ライバル以上に量産するのか。どちらかでしかまず勝つことはできません。
・同じ市場でトップを走っている強者の差別化
もうここのパイは狙う必要はありません。
改めて、認知を広げるという点と、市場占有率をあげるという視点。
で考えてみて鼻から勝ち目がないと判断がくだれば、そもそもその戦いをしないという戦略を取る必要があります。戦わないということも一つの戦略です。
流通チャネルを広げることによるメリット
多くの人が、他との差別化を測るとき、サービスの変更や市場の変更を考えるのが普通ですが、チャネルを変更するということを検討する人は割と少ないかと思います。
・ブログ
・SNS
・メルマガ
・展示会
・セミナー
リアル施策とネットの施策を掛け合わせてユーザーへの認知を増加させて行きましょう。
チャネルは一つではありません。チャネルを相互的に使用していくことで普段リーチさせられないユーザーへリーチさせることができます。
弱者の方々は、基本1つか2つしかチャネルを持っていないので、持つということだけでも大きなメリットになり得ます。
ブログ戦略における弱者の戦い方とは?
「書き続けることにフォーカスを当てるべし!」
ブログで他人に勝つ場合、この書き続けることができるかできないかで勝敗が決まってきます。
ブログ初心者(弱者)と強者の大きな違いはなんでしょうか?
素晴らしい記事が書けることでしょうか?文字数の多い記事が書けることでしょうか?まとめ方が上手い人のことでしょうか?
全て当てはまると思います。ただ、最初はどんな人でもみなさんのように初心者であり、
上に上げている記事を書くことができるまでにブログやメディアに相当な時間を費やしています。計り知れない努力をしています。
下記は、ブログを立ち上げてからの持続率ですが、
3ヶ月間運営できる人=70%
6ヶ月間運営できる人=30%
12ヶ月間運営できる人=10%未満
1年間続けることで、上位10%に入り込むことが可能なんですよね。
1年でいいのでまずは、続けることが大切です。上位10%は十分強者の域になります。
ブログやメディアは大体200〜300記事ほど書いてようやく、キーワード順位が上位で取れるようになってきます。
200〜300記事まではとにかく書き続ける。ここを肝に命じながら、書いていくことをお勧めします。
あなた方が作っているその記事やサイトにユーザーに訪れてもらう必要があります。
訪問ユーザーを増やす施策として、オーガニック検索(自然検索流入)がその大半を占めていますが、もちろんそれだけではありません。
チャネルを広げるという意味で、ツイッターやFacebook、他にもnoteなどもメディアと相互性が非常に良いものです。
流入を増やすことで、Googleから受ける評価も上げることができるので、まだやっていない人はチャネルを増やす施策を考えましょう。
以上、少しでもみなさんのお役に立てていれば幸いです。
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