どうも梅干さない(@ume_hosanai)です。
事業会社のマーケターになって数カ月が経とうしている最中、優秀なマーケターが所持しているスキルセットやマインドってどんなものなのか?ふと気になりました。
今記事では、リアルマーケター目線から、仕事を実際に回していく過程で必需となるスキルセットやマインドについてまとめて解説したいと思います。
マーケターのスキル評価について
マーケターの本質部分が”わかりづらい”と感じている事業会社のマーケターはかなり多いと思います。
どんなスキルやマインドを取得する必要があるのかについて、頭を悩ます人は多くいます。
黒沢さんのマーケティングトレースが最もイメージしやすいかなと、個人的に思っています。
基礎力評価と専門性評価
基礎力評価と専門性評価
- 既存のマーケティング戦略の成功要因・失敗要因を言語化できる
- マーケティング予算を根拠をもって立案できる
- マーケティング戦略を経営者に提案できる
- 特定のチャネル改善を依頼されて成果を出せる
- 特定の業界知識に長けている
- 特定の業界や領域において知識・人脈などが長けている
参考:マーケティングトレース
この基礎力評価と専門性評価を両方兼ね備えているマーケターこそ、理想のマーケターと言えるのではないかと。
どちらかというと、専門性の高いスキルを求めるマーケターは多いと思います。かくいう僕もその一人。専門はサイト設計、メディア構築、SEOなどWebマーケティングを強みとした人材です。
専門的なスキルを持ち得てはいますが、現状、基礎力評価スキルを全て兼ね備えているかというとなかなかそうはいきません。
マーケターはすべからくゼネラリストを目指すと良いという意見があります。
これはその通りだと思いますが、ある1つの専門性は確実に極めつつ、幅を少し。
1つ突き詰めたものプラスアルファで浅く広い知識を所有する。こうすることで基礎力評価をあげることができるのではないかと考えています。
マーケター必需な具体的なスキルセット7つについて
マーケターにとって必要となる具体的なスキルセットとは何か、解説いたします。
マーケター必需な具体的なスキルセット
ものごとを考え続ける
数字を頭の中に叩き込む
データ分析なんかよりも泥臭くユーザーと血の通った話ができるかが大切
情報の本質を掴み取る
バッファを確実に取っておく
仕事が忙しくなればなるほど、「考える」時間を作る
一つの明確な目標を徹底的に追いかける
これなら確実に成功するという明確な目標を作り出して、その目標を必ずクリアするまでひたすら猛進し続けるという能力が必要であると実感しています。
目指すべき成果をあらかじめ明確にしておかねば、何をすべきか分からなくなります。自分はどこに向かっているのか、どのような状態になるべきなのかを明確にしておくことで、その道筋が見えるようになります。
自分自身がズレないように明確な目標を必ずはじめに作りましょう。ちなみに優秀なマーケターはこの考え方を持っています。
ものごとを考え続ける
ものごとを考え続ける能力は優秀なマーケターに必須の能力だと思います。
明確な目標を達成させるために、何をしなければいけないのか、顧客理解や、優先順位や筋道を立てながらその目標に突き進みます。
どんなことがあっても諦めないし、どうしたらそのゴールにたどり着けるのかを常に考え続けています。
数字を頭の中に叩き込む
マーケターと数字は切っても切り離せるものではありません。
CPAをどれだけ落とせるかを常に考えておく必要があるためという点でもそうですし、数字を常に頭に入れておくことで、些細な数字の違いにすぐに気づくことができるという点でも重要です。
数字は基本毎日眺めながらも、違和感がないかをチェックしておく必要があります。
そういうシグナルから生まれる変化は時に大きな結果を齎します。この数字に対する意識を徹底するだけでも、自分の仕事の質は大きく向上します。
データ分析なんかよりも泥臭くユーザーと血の通った話ができるかが大切
マーケターに憧れを持っている人の中には、緻密にデータを用いて論理的に分析したいって方は割と多いと思います。が、どちらかというとマーケの仕事はかなり泥臭いことなんですよね。やり続ける力がここで試されているというか。自分でマーケ施策をいくつか回しながら、数字を見続けて人とかユーザーと話してみてどんな悩みを抱えているかやどこが
そういう視点を持てないと、いつまでも良いPDCAは回せないというか。泥臭くやってない人でないと、大きな決断ができないこともあるなと感じます。
「泥臭い」って言葉がまさに代名詞になる仕事なんだと感じています。
情報の本質を掴み取る
いつ誰が何をした?を重視するのではなく、その行動が何を意味し、なぜ重要なのか理解することに着目することが重要です。
全ての事実には、何かしらの本質が隠れています。情報の断片を調べながら、それらの関係性を紐解いていく作業が必要になるということ。
情報をただ持ち、それらを誰かに与えるという仕事は誰でもできるし、それはマーケティングの本質ではやはりないんですよね。マーケティングの仕事内容は、多くの情報の中に隠された本質を探し出すことにあるということです。
バッファを確実に取る
バッファを取るとは、常に最悪のケースを想定しておき、何が起きても慌てないようにあらかじめ備えておくということです。
物事はどれだけ完璧に計画を立てようともその通りに進むことなんてまずあり得ません。なので、その分のバッファをあらかじめとっておき、リスクヘッジ分の何かまでを考えておくということが重要です。
このようにバッファを取ることで、予定外のことが起きてもペースを取り戻すことができます。
仕事が忙しくなればなるほど、「考える」時間を作る
マーケターは鬼速で施策PDCAを回し続けて改善を図って優良顧客の獲得単価を下げる仕事です。その仕事の過程で鬼のような作業が発生します。要するに忙しくなります。
ここでマーケターの場合、作業に追われてしまうとマーケターとしての本質を見失います。仕事が忙しくなればなるほど、考える時間を確保することが必要なのです。
どれだけ忙しかろうが、必ずどこかで立ち止まり、思考を巡らせる時間を作るよう心がけましょう。そうすると、そこに新しい扉が見え始めます。
ゼネラリストかスペシャリストどちらを目指すべき?
ゼネラリストとスペシャリストの違いについては、ここでは言及はしませんが、全体的にゼネラルに攻める方が今後、活躍の幅を広げられる
上役を目指すのであれあれば、特に営業戦略などまで考えられるマーケターにならなければいけないのではないか?と思いますね。
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